赤ちゃんの“泣き声”で感情が分かるアプリ機能が「感情分析すごい」と話題に、企業に聞く
赤ちゃんの泣き声から感情を分析し、泣いている理由を示すサービスが始まり、話題となっています。
赤ちゃんの泣き声から感情を分析し、泣いている理由をスマートフォンに表示する「泣き声診断」機能が育児支援アプリに追加され、話題となっています。
SNS上では「感情分析すごいね」「泣き声診断のアプリやってみたら『おなかが空いた84%』だった。ちなみにミルク時間5分前!」「泣き声診断で『眠い』判定→抱っこしておしゃぶりくわえさせる→セルフおねんね」などの声が上がっています。開発した企業に聞きました。
正答率8割以上を記録
サービスを開発したのは、子育てに役立つアプリの開発などを行うファーストアセント(東京都中央区)。赤ちゃんの成長や生活リズムを一覧化することができる育児記録スマホアプリ「パパっと育児@赤ちゃん手帳」を通じて、Android版は7月23日から、iOS版は7月30日から提供を始めました(無料)。
森永乳業が2017年11月に結果を発表した「ママのストレスとその解消法─100人のママに聞きました─」調査によると、100人中93人の母親が子育てにストレスを感じており、特に「子どもが泣く」は、子どもの全年齢(月齢)で挙げられるほど大きなストレスであることが分かりました。
泣き声から感情を分析するサービスに潜在的なニーズはあるものの、多数のモニターユーザーから泣き声を集め、最新のテクノロジーで泣き声を診断するサービスを提供している企業はほとんどなかったことから、ファーストアセントは、最新の機械学習技術などを活用した「泣き声診断アルゴリズム」の開発に着手しました。
診断アルゴリズムでは、「お腹が空(す)いた」「眠たい」「不快」「怒っている」「遊んでほしい」の5つの分類で、可能性が高いと分析した分類と確率を表示。同社によると、事前のモニターユーザーのフィードバック結果で、8割以上の正答率を記録しているそうです。
広報担当者は「『泣き声診断』の提供開始後、『パパっと育児@赤ちゃん手帳』のアプリのダウンロード数が、通常の3倍ほどに増えました。SNSでの拡散や、知り合い間の紹介で広がっているようです」としています。
(報道チーム)
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