こんなにお得! 始めてみよう「ふるさと納税」
「ふるさと納税」寄付金額の推移
ふるさと納税がスタートした2008年は知名度の低さから、寄付者数は3.3万人、寄付金額は73億円に過ぎませんでした。その後も、2009年は3.3万人・66億円、2010年は3.3万人・7億円と低調に推移しますが、2011年3月11日に東日本大震災が発生。東北など被災地の自治体を支援する手段として、ふるさと納税への注目度が高まり、寄付者数は74.2万人、寄付金額は649億円に急増しました。
総務省がまとめた「ふるさと納税に関する現況調査結果について」(2015年10月23日、1788自治体が対象)によると、2015年度上半期(4~9月)のふるさと納税の受入額は全国で453.6億円(対前年度同期比3.9倍)、受入件数は228万件(同3.7倍)に達しています。2014年度が通期で389.2億円、206万件だったことからも、ふるさと納税が昨今、ブームとなっている現状が浮かび上がります。

なお、この調査では、ふるさと納税の受入額と受入件数が増加している要因を各自治体に尋ねており、全国1788自治体の約41%に当たる732自治体が、寄付への“お礼”に相当する返礼品の充実を挙げています。
今や定番となった肉や米以外にも、各種サービス券や家電、ご当地グルメなど、さまざまな返礼品を送る自治体が増えていることが、ふるさと納税人気の要因となっているようです。
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