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目立ちやすい“鼻ニキビ” なぜ頻繁にできる? 原因&対処法を皮膚科医に聞いてみた

鼻にニキビができやすいのはなぜなのでしょうか。疑問を皮膚科医に聞きました。

鼻にニキビができやすい原因は?
鼻にニキビができやすい原因は?

 頬や鼻にニキビができることがあります。特に思春期のときにニキビに悩まされた人は多いと思います。ところで、頬ではなく鼻にニキビができやすい人がいるようですが、なぜなのでしょうか。肌クリニック大宮(さいたま市)院長で皮膚科医の相馬孝光さんに聞きました。

皮脂の分泌量が多く、毛穴に詰まりやすい

Q.鼻にニキビができやすい場合、どのような原因が考えられますか。

相馬さん「そもそもニキビができる原因は、『毛穴の詰まり』『皮脂の分泌、貯留』『ニキビ菌の繁殖』であり、これらは原則として体の部位を問わず共通しています。

顔は本来、皮脂腺が多い部位ですが、特に鼻には、顔の他の部分よりも多くの皮脂腺があり、皮脂の分泌量も多くなっています。また、鼻は、皮膚に厚みがあるため毛穴が深く、皮脂がよりたまりやすくなっています。これらの理由から、鼻はニキビ菌が繁殖しやすく、ニキビができやすいと考えられるほか、ニキビの炎症症状が強くなる可能性が高いです。

このほか、鼻にニキビができやすいのは、紫外線が影響している可能性も考えられます。皮脂は紫外線を浴びると酸化してしまい、毛穴に詰まりやすくなるといわれているからです」

Q.鼻にニキビができた場合、どのように対処するのが望ましいのでしょうか。市販の塗り薬などを塗った方がよいのでしょうか。

相馬さん「先述のように、鼻は皮脂がたまりやすく、炎症症状が強くなる可能性が高まるため、ニキビ跡になるリスクも高くなります。できるだけ早めに皮膚科を受診し、必要な治療を始めるのをお勧めします」

Q.鼻にニキビができるのを防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。

相馬さん「きちんとした手順・方法による洗顔で、可能な限り毛穴の汚れを落とすとともに、ニキビ治療薬の『アダパレンゲル』などをコンスタントに使用して毛穴の詰まりを防いでください。また、皮脂分泌の促進には寝不足や疲労、ストレスが関係しているといわれているため、気を付けていただきたいです。

先述のように、皮膚が乾燥すると、毛穴が詰まりやすくなるため、できるだけ小まめに保湿するとよいと思います。特に女性の場合、お化粧は毛穴が詰まる要因となり、またクレンジングが乾燥を進めてしまうことがあるため、必要なとき以外は、お化粧を控えていただくのがお勧めです」

(オトナンサー編集部)

相馬孝光(そうま・たかみつ)

医師(皮膚科)

肌クリニック大宮院長。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医。社会人経験を経て、東海大学医学部に3年次学士編入学。2005年卒業。日本赤十字社医療センターで内科研修後、2007年東京慈恵会医科大学皮膚科学講座入局。同本院・柏病院、NTT東日本関東病院で勤務を経て、2012年にさいたま市にて肌クリニック大宮院長就任。一般皮膚科診療やアレルギー科診療から皮膚外科手術・美容皮膚科・アンチエイジングの相談まで幅広く診療しており、特にニキビ診療に注力している。患者さんの悩みにオールマイティーに応えていけることを理念とし、患者さんが笑顔になる瞬間にやりがいを感じて日々の業務に従事している。肌クリニック大宮(https://e-hifu.jp/)。

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