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野外ライブで落雷事故、その責任は自分にあるの? 「a-nation」で女性死亡、地裁が損賠請求棄却

野外ライブの客の女性が落雷に遭って死亡した事故で、裁判所は先日、遺族による損害賠償請求を認めない判決を出しました。今回はこの判断について、専門家に話を聞きます。

裁判では主催者側が落雷を予見できたかどうかが争われた

 大阪で2012年に開催された野外ライブ「a-nation」に来ていた女性(当時22歳)が、落雷に遭って亡くなった痛ましい事故――。その両親が、ライブを主催した会社に損害賠償を求めた裁判の判決が先日、大阪地裁で言い渡され、請求は棄却されました。

 事故では、この女性の友人も亡くなり、ほかの数人が負傷。報道によると、女性の両親が求めた損害賠償額は約8100万円で、主催者側が落雷の発生を予見できたかどうかが主な争点になったそうです。

 裁判長は判決で、「注意報や警報の発令は抽象的な可能性を示すに過ぎない」などとして予見可能性を否定。事故現場が会場から離れていたことから、「主催者側に女性を落雷から守る義務はなかった」と判断したといいます。

 オトナンサー編集部では、この判決について、弁護士法人湊法律事務所の武田雄介弁護士に話を聞きました。

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武田雄介(たけだ・ゆうすけ)

弁護士

1980年福島県郡山市生まれ。福島県立安積高等学校、京都大学経済学部卒業後、司法試験合格(旧61期)。郡山市で事務所を開業後、東京の外資系大手コンサルティング会社勤務を経て、弁護士法人湊法律事務所に入所、現在に至る。一般民事事件全般を担当。休日にはサッカーやフットサル、マラソンなどを楽しむ“アクティブ派”でもある。