【5月16日のマーケット】日経平均54円高の1万6466円、ドル/円は108円台後半で「こう着」
サミットなど控え「相場は小動きが予想」
津田さんによると、市場の関心は、18日に予定される「第1四半期国内総生産(GDP)速報値発表」と今週末に仙台で開かれるG7財務相・中央銀行総裁会議。ただし、関心は次第に金融政策から財政政策に移行しているといい、津田さんは「5月26~27日の伊勢志摩サミットにおける、先進各国の協調的な財政出動の有無や規模が主役になりそう」と話します。
津田さんはG7仙台会合について「前回G20上海会合における合意(=通貨安競争の回避)の再確認がテーマになりそう」と指摘。「ルー米財務長官による通貨安誘導けん制発言の本音は、日中両国による通貨引き下げへのけん制。その意味では、ドル安は米国にとって国策であり、ドル/円は上値の重い展開が続きそう」といいます。
津田さんは「足元の為替相場および株式相場は、重要な政治イベントを前に一方的なトレンドを形成しづらく、狭いレンジでの小動きが予想されます」と分析しています。
(オトナンサー編集部)
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