婚活で「結婚不適格者」の女に出会い、人生を狂わされた男たち(上)
外資系の営業でバリバリ働くが…
2つ目は「浮気」です。中野浩二さん(28歳)が彼女(26歳)と知り合ったのは駅前の語学学校。
「僕の仕事は公務員で駅前の市役所に勤めています。毎日午後5時に仕事が終わるので、正直なところ時間を持て余しており、学校には趣味の一つという感じで通っていました。彼女は何から何まで、僕とは違いました。仕事は外資系の営業でバリバリ働いています。そして『世界を舞台に活躍する』という目標を持っていました」
浩二さんは幸せそうな表情で語りますが、新婚旅行を満喫して一緒に暮らし始めると、彼女との蜜月に亀裂が入り始めたのです。彼女は通勤でしか車を使っていないのに、1カ月に何度もガソリンを満タンにしていたそうです。
また、彼女は断りなく外泊することが増えたので、浩二さんが問い詰めてみたところ、「仕事が忙しくて会社で寝泊まりした」「友達の家で飲みすぎたから泊めてもらった」とかわされたため、悪いと思いながら彼女のスマートフォンをのぞき見すると、「あなたの声をずっと聞いていたい」「早く一緒になりたいね」など、彼女がオトコに送った数々のメールが残っていたのです。
浩二さんは、興信所に依頼して彼女を尾行してもらったのですが、彼女とオトコが車の中で抱き合い、キスをする瞬間の写真、そして1時間近くもイチャイチャしている様子を収めたビデオを手に入れることができました。そこには、車のナンバープレートも鮮明に写っており、彼女の車だということは明らかでした。
「親しくしているオトコがいるんじゃないか!」
浩二さんは彼女に直談判したのですが、彼女ははじめのうちシラを切って「彼はタダの友達。相談しているだけよ」と、言い逃れを試みたそうです。しかし、浩二さんが確たる証拠を突きつけると、もはや逃げ切れないと悟ったのか、「こんなこと、こそこそ隠れてやっているなんてそれでも男なの? もうアンタのことは信じられないわ」と捨てゼリフをはき、そそくさと荷物をまとめると浩二さんの右頬にビンタをし、そのまま出て行ったのです。
結局、浩二さんは浮気性の彼女と結婚わずか7カ月で離婚するハメになったのです。
(露木行政書士事務所代表 露木幸彦)
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