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「あかぎれ」になりやすい人、なりにくい人の違いは? 原因・対処法も解説!

体質を改善することはできる?

Q.あかぎれになりやすい体質を改善することは可能でしょうか。不可能でしょうか。可能な場合、どのように対応すればよいですか。

佐藤さん「体質そのものを変えて、何のケアもせずとも、あかぎれができなくなるようにすることは難しいと思います。ただ、あかぎれの原因である低温と乾燥を防ぐケアをしていくことで、あかぎれができにくい皮膚を維持していくことは可能です。

皮脂の分泌は加齢とともに減っていくので、水分をよく取り、脂肪分も適度に取って、過度な手洗いや消毒を避け、ハンドクリームや保湿剤を小まめにつけて、皮脂を減らし過ぎないようにし、乾燥に気を付けましょう。血行をよくする食材を取ったり、運動やマッサージを行ったりして、手の血行をよくして冷え性が改善できれば、あかぎれができにくくなります」

Q.もし、あかぎれができた場合、痛みを緩和するなどの家庭でできる対処法を教えてください。また、どのような状態まで悪化すれば、医療機関を受診した方がよいでしょうか。

佐藤さん「あかぎれは傷と同じ状態と考えてよいので、何も塗らずにさらした状態にしておくよりはワセリンや保湿クリームといった保湿剤を塗り、ばんそうこうなどであかぎれの部分を覆った方が痛みは軽減しますし、治りも早くなります。

傷口が大きく、皮膚がぱっくりと割れてしまった状態や傷口から液体(浸出液)が出るような状態の場合は、炎症が進行しており、化膿(かのう)するリスクもあり、治療薬の処方が必要です。皮膚科の受診をおすすめします」

Q.あかぎれの予防法、もしくは軽い症状で済ませるための対策を教えてください。

佐藤さん「手に負担のかかる刺激、特に低温と乾燥をできるだけ避けることです。具体的には(1)水の使用を避けること、水仕事の際はゴム手袋などで保護すること(2)手が冷えないよう、外出時には綿製の手袋をつけること(3)時々、手や指を動かしたり、マッサージをしたりして血行をよくし、冷えないようにすること(4)小まめにハンドクリームや保湿剤を塗ること――などです。

ただし、市販のクリームや保湿剤の種類によっては、あかぎれの傷に染みることがあるので、ワセリンなどを塗って保護するのがよいでしょう」

(オトナンサー編集部)

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佐藤卓士(さとう・たかし)

医師(皮膚科・形成外科)・医学博士

アヴェニュー表参道クリニック院長。京都大学農学部卒業。九州大学医学部卒業。岡山大学医学部、杏林大学医学部、都立大塚病院形成外科にて研鑽(けんさん)を積み、現在に至る。日本形成外科学会認定専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医。日本形成外科学会、日本皮膚科学会、日本美容外科学会、日本レーザー医学会、日本手外科学会、日本創傷外科学会所属。アヴェニュー表参道クリニック(https://www.a6-clinic.com)。

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