日経平均反落2万99円75銭、ドル安・円高を嫌気
7月21日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比44円84銭安の2万99円75銭で取引を終えました。
7月21日の東京株式市場で日経平均株価は反落、前日比44円84銭安の2万99円75銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、この日はドル安・円高が嫌気されました。20日の欧州中央銀行(ECB)理事会でドラギ総裁が「秋に量的緩和縮小を議論する」と発言したことで、ユーロが上昇しドルが下落。また、ロシアゲートを捜査しているモラー特別捜査官が捜査対象をトランプ大統領のビジネス関連にまで広げる、との報道を受けてドルは下げ幅を拡大しました。
東証1部33業種中、電気機器、機械など4業種が上昇、一方、鉱業、鉄鋼など29業種は下落しました。個別銘柄では、安川電機、東芝が買われ、TDK、昭和電工は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比3.02ポイント安の1629.99。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=111円80銭台で推移しています。
東証1部企業の決算発表に注目
日経平均は2万円を超えると上値の重い展開が続いていますが、根岸さんによると、好決算企業には買いが入っており、日経平均を下支えしています。「来週は東証1部の約380社が決算を発表予定。ファナックや東京エレクトロンなどの値がさ株に注目です」(根岸さん)。
また、米連邦公開市場委員会(FOMC)や米第2四半期国内総生産(GDP)の結果が米国株に影響する可能性もあります。
(オトナンサー編集部)
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