日経平均小幅反発2万132円67銭、材料乏しく小動き
6月23日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比22円16銭高の2万132円67銭で取引を終えました。
6月23日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比22円16銭高の2万132円67銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、原油価格の下落が一服しましたが米長期金利の上値は重く、ドル/円も小動き。この日は材料に乏しく、日経平均も前日終値付近での小動きとなりました。
東証1部33業種中、その他製品、その他金融など22業種が上昇、一方、海運、水産・農林など11業種は下落しました。個別銘柄では、東邦亜鉛、住友大阪セメントが買われ、川崎汽船、東芝は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比0.96ポイント高の1611.34。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=111円30銭台で推移しています。
米インフレ鈍化は一時的か
根岸さんは来週について、5月米耐久財受注(26日)や同PCEコアデフレーター(30日)に注目します。
13~14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は声明文で、「物価動向を注意深くモニターする」と宣言していますが、インフレ鈍化が一時的であることが確認されれば、米利上げ観測が高まる可能性があります。
「その場合、米長期金利に上昇圧力が加わってドル/円の支援材料に。それは日経平均にもプラスとなるでしょう」(根岸さん)
(オトナンサー編集部)
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