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テレワーク中、ブレーカーが落ちて真っ暗…家電の使い方、どう改善する?

契約アンペアの見直しも

Q.テレワーク中やオンライン授業中にブレーカーが落ちないようにするには、どう対応すればよいでしょうか。

池見さん「大きく分けて、3種類の対応策があります。

1つ目は、パソコンや周辺機器も含めた家電製品全体の省エネ化を図ることです。技術の進歩により、日々、省エネ性能は進化しています。今使っている機器のアンペア数を一覧表にまとめてみましよう。契約アンペア数と比較して、特に多く消費する機器については、必要に応じて省エネ性能の高いものに買い替えるなど、まずは契約数の範囲内で納めるよう検討してください。

2つ目は、使い方や環境を工夫することです。必要なとき以外はコンセントからプラグを外したり、スイッチ付きコンセントで切電したり、照明や画面の明るさを落としたりするなど、小まめな調整で無駄な電気を削減できます。エアコンや暖房機器の省エネには、カーテンを二重にしたり、ラグマットを敷いたりして室内の熱効率を上げる対策も有効です。

3つ目は、契約アンペアを増やすことで、根本的な改善の一つにはなります。ただし、賃貸住宅の場合は貸主の許可が必要です。費用負担のことも含めて、事前に貸主と十分話し合ってください。

なお、省エネについては、資源エネルギー庁の『省エネポータルサイト』に役立つ情報が掲載されていますので、参考にしてみてください」

Q.契約アンペアの変更など抜本的な対応をした場合、どの程度、家計の負担が増すのでしょうか。

池見さん「電気料金は『基本料金』『電力量料金』の合計になります。そのため、契約アンペア数を増やしたからといって、負担も必ず増えるとは限りません。

基本料金については、契約アンペア数に比例して価格が上がります。例えば、東京電力の場合、30Aで月額税込み基本料は858円、40Aで1144円、50Aで1430円です(※従量電灯Bプラン)。電力量料金は、電気を使った分だけ支払う従量制です。省エネを心掛けて使用量を減らせば、場合によっては基本料金の増額分を吸収できるかもしれません。

省エネを心掛けることは、環境やお財布に優しいだけでなく、テレワークやオンライン授業の中断を起こさないという利点もありますね」

(オトナンサー編集部)

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池見浩(いけみ・ひろし)

消費生活アドバイザー・消費者考動研究所代表

インテリア商社で営業・お客さま相談窓口などを歴任する中、シックハウス症候群問題で企業と消費者とのギャップに強い疑問を持つ。退社後、消費生活アドバイザー資格を取得し、保険会社の苦情対応や法テラスコールセンターなどに従事。自治体の消費者啓発担当として、消費者被害防止の地域連携や市民向け講座講師、各種広報や講座企画等を経験後、行政の消費生活相談員として消費者相談にも従事。衣食住、法律、ライフスタイルなど消費生活全般、企業コンプライアンス、SDGsまで幅広く対応可能な消費生活の専門家として、行政の専門委員や企業の消費者志向コンサルティング、各種講座・研修講師、メディアでの情報発信など活躍中。消費者考動研究所フェイスブック(https://www.facebook.com/ShouhishaKoudou/)。

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