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マスク着用で自分の「口臭」にショック…? 原因やセルフケアを専門家が解説

口内のお掃除、見直しを

Q.歯科医院で診てもらった方がよい口臭もあるのでしょうか。

園田さん「口臭の症状は大きく、『真性口臭症』『仮性口臭症』『口臭恐怖症』に分類されます。

真性口臭症は実際に口臭がある場合を指し、『生理的口臭』『病的口臭』に分けられます。仮性口臭症は、実際に口臭はなくても『口臭がある』と感じている場合で、検査結果の説明やカウンセリングを受け、口臭がないことを理解できる場合です。口臭恐怖症は真性口臭症、仮性口臭症に当てはまらず、治療やカウンセリングをしても『口臭がある』と信じ続けてしまうもので、精神科や心療内科などへの紹介が必要です。

生理的口臭は本来、誰にでもある口臭です。起床時や空腹時、緊張時、加齢、薬剤の影響、女性では生理時などに口の中が乾燥して細菌が増えるためです。臭いが強いと真性口臭症となりますが、歯磨きや舌苔の除去などで口内をきれいにすると改善します。

真性口臭症の多くは歯周病や虫歯、歯石・歯垢(しこう)、入れ歯の汚れなどが原因なので、口臭が気になったら、まず歯科医院を受診するとよいでしょう。歯に穴が開いている虫歯や、歯磨き時に歯茎から血が出る、歯茎が赤く腫れている、舌の上が白や黄色、茶色の汚れで覆われた状態、といった場合には歯科医院を受診し、治療や正しい清掃方法の指導を受けることをおすすめします」

Q.新型コロナの影響が続く中、平時のように気軽に歯科医院に行きづらいという人も少なくないと思います。自宅でできる口臭のセルフケア方法とは。

園田さん「お口の清掃方法をいま一度、見直してみましょう。重度の歯周病や大きな虫歯など、歯科医院でないと治療できない場合もありますが、歯肉炎や舌苔はセルフケアでも改善できます。歯肉炎対策には、歯と歯茎の境目を磨くこと、また、デンタルフロスや歯間ブラシの併用も大切です。補助的に洗口液を使うのもよいと思います。

舌苔は『舌ブラシ』を使用して清掃しましょう。歯ブラシで舌を磨くと、毛の性質上、舌を傷つけてしまう場合があります。最も汚れのたまりやすい舌の奥の方を掃除できると理想的ですが、初めは嘔吐(おうと)反射が出やすいので、少しずつ慣らしながら奥の方も磨きましょう。

口臭はもちろん、口の中の健康を維持するために、歯科の定期検診はとても重要です。ぜひ習慣化してください」

(オトナンサー編集部)

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園田茉莉子(そのだ・まりこ)

歯科医・医療法人社団正美会 吉祥寺まさむねデンタルクリニック理事

日本大学歯学部卒業。日本大学歯学部歯科病院で研修後、口腔外科を経て2012年4月より現職。クリニックでは、外来診療(一般歯科診療・口腔外科・インプラント・矯正)および訪問歯科診療を行っている。訪問診療は9年の経験あり。吉祥寺まさむねデンタルクリニック(http://kichijoji-masamune.com/)。

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