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課題多すぎ!? 個人型DCやってみた人たちの「イデコあるある」

既に「マッチング拠出」している場合

2.実は勤務先でマッチング拠出していた

 イデコの範囲が拡大されることで、「会社員が対象になる」という情報が世間にあふれましたが、実際には、下記2つの場合は対象外です。

・既にマッチング拠出している
・会社の規約でイデコを認めていない

 マッチング拠出とは、勤務先の企業が拠出している掛け金に、従業員が自身の給与の中から「上乗せ」をする制度です。イデコは勤務先の年金制度にプラスして、個人でも毎月2万3000円か1万2000円(勤務先の年金制度によって上限が変わる)を積み立てられますが、マッチング拠出が可能な企業の場合、既にこの枠を使っている可能性があります。

 いざ口座を開設しようとして、勤務先の担当者と話をすると、実は既にマッチング拠出をしており、自分でも忘れていた、といったケースもあります。また、枠を使い切っていなくても、マッチング拠出が可能な企業の場合、「規約」でイデコへの加入を不可としている企業も多いのです。

 しかし、これらの規約は従業員に不利であるため、今後は改正されていくでしょう。

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加藤圭祐(かとう・けいすけ)

あおばコンサルティング代表取締役、1級FP技能士、宅建士

大手外資系生命保険会社にて11年間、個人・法人のコンサルティング業務に従事。2015年に株式会社あおばコンサルティングを設立。日本初の、チャットでのお金のサービス「みかづきナビ」を開始。現在ではzoomも活用し、FP相談や保険相談で顧客の課題解決に取り組んでいる。みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp/)。

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