「死亡」はダメ! お葬式で使ってはいけない「忌み言葉」「重ね言葉」
「大往生」は遺族側だけが使える
ほかにも、以下のような注意すべき言葉があります。
【遺族側だけが使える言葉】
大往生、天寿をまっとうする
「身内を亡くした遺族の悲しみは、故人の年齢に関係ありません。『大往生』『天寿をまっとうする』は、遺族だけが使える言葉です。『大往生でしたね』『天寿をまっとうされて』と丁寧な敬語表現を用いても、遺族にかける言葉ではないことに変わりありません」(金森さん)
【音が不吉な言葉】
九(苦しむに通じる)、四(死に通じる)
【神道やキリスト教には不適切な仏教用語】
冥福を祈る、ご愁傷様、供養、成仏、往生、冥途
言葉は必ずしも必要ではない
「遺族にお悔やみの言葉を述べる際は、寂しさや悲しみをさらに深めてしまわないような配慮が大切です。長々と言えばよいというわけではなく、『お悔やみ申し上げます』『心中お察しいたします』など言葉少なであっても、気持ちを込めて伝えれば十分なのです。悲しみに暮れる遺族に対して、かける言葉が見つからない場合もありますが、何かひと言を言わなければマナー違反、というわけではありません。表情や態度からも、遺族や故人への思いは伝わるのです」(金森さん)
※参考文献:「基本のマナーBOOK 日常生活編」(西出ひろ子監修)
(オトナンサー編集部)
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