「死亡」はダメ! お葬式で使ってはいけない「忌み言葉」「重ね言葉」
弔事において、悪いことを連想させる「忌み言葉」と不幸の連続をイメージさせる「重ね言葉」は、同様に避けるべきものとされています。今回は、その基本知識を学びます。

皆さんは「忌み言葉」や「重ね言葉」をご存じでしょうか。
弔問や葬儀の場において、悪いことを連想させる言葉は忌み言葉として避けられ、不幸が続くことをイメージさせる重ね言葉も、同様に避けるべき表現とされています。
オトナンサー編集部では、年間250本以上の講義やビジネスマナーの連載、執筆などをこなし、3月に新刊「入社1年目 ビジネスマナーの教科書」を出版したマナー講師の金森たかこさんに、弔事における忌み言葉と重ね言葉について聞きました。
「死亡」は「ご逝去」、「重ねて」は「深く」
【弔問や葬儀における忌み言葉】
死亡、生きている頃、ご存命中、とんだこと、とんでもないこと、めっそうもない
【弔問や葬儀における重ね言葉】
重ね重ね、またまた、たびたび、返す返すも、次々、再び、また、続いて、重ねて、追って
これらの言葉を以下のように言い換えます。
【忌み言葉】
・死亡、死去→ご逝去、ご永眠、旅立つ
・生きている頃→お元気な頃
・ご存命中→ご生前
・とんだこと、とんでもないこと、めっそうもない→使わない
【重ね言葉】
・続いて、追って→後ほど
・重ね重ね、重ねて→深く
・たびたび→よく
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