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壇蜜さん夫、誤記入で名字が“齋藤”に…受理された「婚姻届」は訂正できる?

出生届のミスはどうなる?

Q.ネット上では、出生届についても「親が名前のふりがな・漢字を誤って届け出た」といったケースがしばしば聞かれます。この場合はどうなるのでしょうか。

井上さん「明らかに誤字と分かるような場合であれば、窓口で確認され、その場で訂正するといったことも可能でしょう。しかし、そうではない場合、一定の手続きが必要となる上、『ふりがな』『漢字』のどちらを変更するのかによって、手続きの内容が大きく異なります」

【ふりがなの変更】

結婚や相続手続きなどで、自分の戸籍を見た人であれば気付いている人も多いかと思いますが、現在の戸籍には『ふりがな』は書かれていません。戸籍法上は『“氏名”を記載してください』となっているだけで、『“ふりがな”も記載してください』とはなっていないのです。そのため、『漢字』の変更とは異なり、裁判所の許可がなくても、ふりがなを訂正することが可能です。

ただし、法律上記載が求められていないこともあってか、ふりがなの変更の手続きは地域によってまちまちのようです。詳しい手続きについては、住んでいる市区町村に問い合わせてください。

【漢字の変更】

『名の変更許可』を家庭裁判所に申し立てることとなります。これはどのような場合でも認められるものではなく、『社会生活において支障を来す場合』などの正当な事由が必要となり、単なる個人的な趣味や感情、信仰上の希望などだけでは変更できないとされています。役所が職権で、間違った漢字を正しい漢字に変える場合もあります。

Q.公的書類・届けの記入ミスについて、過去に何らかの事例はありますか。

井上さん「妻の氏とすべきところを、勘違いで夫の氏とした事例や、長女を『次女』、次女を『三女』と誤って記載した事例があります。いずれも、戸籍の訂正を認められた事例です」

(オトナンサー編集部)

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井上圭章(いのうえ・よしあき)

弁護士

弁護士法人グラディアトル法律事務所所属。九州国際大学法学部卒業後、京都産業大学法科大学院修了。「労働問題」「男女トラブル」「債権回収」「不動産トラブル」などを得意分野とする。労働問題に関する相談(https://labor.gladiator.jp/)。

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