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需要で価格変更「ダイナミックプライシング」、小売業界でも導入? 消費者に影響は?

導入するにあたっての課題や影響は?

Q.店舗が「ダイナミックプライシング」を始めるにあたっての課題は。

渡辺さん「初期導入のコストがかかることです。電子棚札は紙の値札よりもはるかに高いと思います。メーカー、電子棚札のサイズ、導入枚数にもよりますが、1枚当たり2000~5000円かかります。電池は交換せずに約5年使えると言われています。長期的に見て、どのくらいの期間でコストを回収できるのか、導入による費用対効果がポイントでしょう。ただ、お店の人件費や手間を考えると、相当なコストダウンにはなるので、比較的早くコストを回収できると思います。

『ダイナミックプライシング』の肝は電子棚札だと思っています。人手不足が叫ばれているので、通常の値札で『ダイナミックプライシング』を実施するのは難しいですね」

Q.「ダイナミックプライシング」は消費者にどのような影響を与えますか。

渡辺さん「もし、家電量販店などで一律で価格が安くなるのであれば、消費者は店舗にこだわらずに買い物ができます。ただ、『この店で安く購入できた』といった買い物の面白さは減ります。また、『ロイヤルユーザーを優遇する店で継続的に買い物をする』『まとめ買いをすると割引となる店舗で商品を購入する』など、店舗独自のサービスに応じた、賢い買い物の方法を知れば、より得をすると思います」

(オトナンサー編集部)

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渡辺広明(わたなべ・ひろあき)

流通アナリスト、マーケティングアナリスト、コンビニジャーナリスト

1967年4月24日生まれ。浜松市出身。東洋大学法学部経営法学科卒業後、ローソン入社。22年勤務し、店長、スーパーバイザーを経てコンビニバイヤーを16年経験、約700品の商品開発を行う。同社退社後、pdc、TBCグループを経て、2019年3月、やらまいかマーケティング(https://www.yaramaikahw.com/)を設立。同時期に芸能事務所オスカープロモーションに移籍し、オフラインサロン「流通未来研究所」を開設。テレビ、ラジオなどで幅広く活動する。著書に「コンビニの傘はなぜ大きくなったのか」(グーテンブック)「コンビニが日本から消えたなら」(KKベストセラーズ)

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1件のコメント

  1. 今は、電子棚札は電池交換せずに約5年使えるようになっているのか。以前、電子棚札が導入された店に勤めていたが、15年くらい前は数か月程度で電池切れがよく発生していた。(導入されるときには電池は1年くらい持つと謳われていた記憶があるがうろ覚え。ちなみに、その店はたしか5年くらいで紙の価格表示に戻った。)

    あと、記事中に「コンビニの日用品売り場を見れば分かりますが、値札が貼られていなかったり、違う商品に貼られていたりする(中略)間違いが発生しません」(1ページ目)とあるけど、そもそも電子棚札が取り付けられていなかったり、取り付け位置が間違っていれば同じことだから、これらの例を挙げて電子棚札なら間違いが発生しないというのは言い過ぎ。