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物価高で子どもと旅行、レジャー無理…夏休みの体験格差、どう埋める? 近所の公園を“学び”に変える親の声掛け

自由研究がスムーズになる「3つの質問ステップ」

Q.夏休みの思い出を、絵日記や自由研究といった学校の宿題にスムーズに落とし込むために、体験の最中や直後に親が子どもに問い掛けておくべき「質問」はありますか。

鶴原さん「絵や文章、自由研究は決められた答えがないので、『どうやったらいいの?』という最初の一歩を踏み出すのが難しいと感じるお子さんも少なくないと思います。

『書きたい題材がまとまらない』『どうやって表現したらいいのか分からない』などとお子さんが感じているようであれば、思い出や体験したことに対して、さりげなく質問をしたり感じたことをアウトプットできるように誘導してあげたりしてみましょう。

『それでどう思ったの?』『一番言いたいことはなに?』など、あまり問い詰めるような言い方をするとお子さんもやる気をなくしてしまうかもしれません。そのため、あくまで雑談の延長のような形で、『今日は〇〇に行ったよね。お母さん(お父さん)は□□がすごいな~と思ったけど、なにが一番好きだった?』など、自然なやりとりのなかから好き・楽しいなどの感想や、感じたことを引き出していきましょう。

その上で、ただ事実を羅列しただけの文章から一歩踏み出すには、『何が面白い・楽しいと感じた』『その理由はこう思ったから』という、『自分の気持ち』を含めることです。自分の気持ちを文章や絵に含めることは、個性や具体性が増していくだけでなく、お子さんが自分の感性や気持ちを整理するきっかけにもつながります」

* * *

 子どもにとっての「新鮮で思い出に残る体験」は、必ずしも金銭的な価値に左右されるとは限りません。印象に残る体験にするためには、お子さんが何に興味関心をもっているのかを把握するとともに、主体性を持って選択できる機会に恵まれることが重要です。

 また、自分で考える力を養うためには振り返りが大切ですが、絵日記・自由研究など「宿題のために」強制するのではなく、あくまで自然な流れで感想や意見を引き出すようにしましょう。

(オトナンサー編集部)

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鶴原頌太郎(つるはら・しょうたろう)

民間学童ユレカアフタースクール校長

教育アドバイザー。慶應義塾大学で中室牧子教授に師事。新卒でITコンサルティング会社を経て、2018年より株式会社ココピアで精神障害、発達障害の方を対象にした就労支援事業を立ち上げ。2021年9月より民間学童ユレカアフタースクールをスタート。これまでのテスト中心の学習から、グループで答えのない問いに取り組む探究型学習を実践中。自身も共働きで2人の娘を育てる。公式ホームページ(https://eureqa.jp/)。

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