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結婚できる人とできない人の差は、容姿や経済力ではない “決断”できるかどうかだ

やっぱり、年収430万の男性には嫁げません

 こんな例もあります。

 藤田美喜江さん(47歳、仮名)は現在、山梨県に住んでいますが、大学が都内だったのと、5つ上のお姉さまが都内に嫁いでいたので、1カ月に1~2度は東京に遊びに来ていました。30代の頃は、新宿の料理教室に山梨から通っていたこともあります。

 大自然あふれる山梨も大好きでしたが、結婚するなら刺激的な都会暮らしを望んでいました。

「お見合いが組めたら、私が上京するので、できることなら都内在住の男性と結婚したいです」

 入会面談のときに、こう言っていました。

 そして、6つのお見合いをした時点で、お付き合いする男性を2人に絞りました。一人は、都内のメーカーに勤める近藤正男さん(52歳、仮名)。もう一人は、自営業の藤田良知さん(55歳、仮名)です。

 お二人とも、お休みの日は山梨まで出向いてくださることもあり、都内と山梨でのデートを重ねて、2カ月がたちました。

 結婚相談所では3カ月を目安に、お付き合いをしている男性と結婚を前提にした「真剣交際」に入るかどうかの意思確認をします。

 面談をすると、美喜江さんはこんなことを言いました。

「二人とも、すごく良い人だと思うんです。ただ、近藤さんは52歳なのに年収が430万。山梨を離れて、年収が430万しかない男性の元に嫁ぐのは、やっぱり不安です」

 そこで、私は言いました。

「結婚して子どもを授かるわけではないでしょう? 二人だけの暮らしなら、男性が430万あれば大丈夫でしょう? それに子どもがいないなら、女性は社会とつながっていた方がいいし、美喜江さんが働いてサポートすればいいんじゃないの?」

「それはそうなんですけどねえ」

 浮かない返事です。そして、もう一人の交際相手である藤田さんについては、こんなことを言いました。

「藤田さんは自営なんですよね。自営の年収600万というのは、低いですよね。年収は日本の景気にも左右されるでしょうし、会社員に比べて年金も少ない。この年収だと、おそらく貯金もそんなに持っていらっしゃらないんじゃないかな。やっぱり、結婚となると、二の足を踏んでしまいます」

 私は、また大きなため息をつきたくなりました。近藤さんの年収が430万であることも、藤田さんが自営で年収600万であることも、お見合いをするときに分かっていたことです。

 その条件をプロフィールで見て、それに納得をしてお見合いをしたはずです。

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鎌田れい(かまた・れい)

仲人・ライター

雑誌や書籍のライターとして活動。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も手がけてきた。あるカリスマ仲人を取材したことをきっかけに「ご縁を結ぶ仕事」に興味を持ち、現在は結婚ナビゲーターとしても活動中。婚活のためのレクチャーやイベントも多数開催する。プライベートでは、婚活パーティーで知り合った夫と結婚し、双子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。「最短結婚ナビ公式サイト」(http://www.saitankekkon.jp)。

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