インフルエンザ「B型」流行、A型よりも“症状軽く”風邪と間違えやすい? 両者の違いとは【医師解説】
A型とB型に両方感染するケースも
Q.ネット上では「インフルエンザに一度かかると、その後、しばらくはかかりにくい」という情報がありますが、これは誤りなのでしょうか。
菊池さん「インフルエンザに一度かかるとしばらくはかかりにくいというのは、基本的には『同じ型』に限った場合です。感染すると体はそのウイルスの表面抗原に対する抗体を作り、この抗体が一定期間体内に残るため、同じ型や同じ系統のウイルスには再感染しにくくなります。
ただし、A型とB型は抗原構造が大きく異なり、ウイルスとして別物と言えるため、A型に感染して得られた免疫はB型には働かず、A型のあとにB型に感染することは医学的に十分起こり得ます。
実際に、同じシーズンにA型からB型へと連続して感染するケースは珍しくありません。これはA型とB型の免疫が交差しないためで、A型に感染してもB型に対する免疫が獲得されないからです。特に2025〜2026シーズンのようにA型が早期に大流行し、その後にB型が前倒しで増えてきた年には、A型とB型に両方かかるケースが増える状況が生まれるため、注意が必要です」
Q.インフルエンザの感染を予防する方法について、教えてください。今からワクチンを接種するのは有効なのでしょうか。
菊池さん「インフルエンザの予防で最も効果が確立しているのは、ワクチン接種と基本的な感染対策の組み合わせです。ワクチンは感染そのものを完全に防ぐものではありませんが、発症を抑えたり、重症化を防いだりする効果が医学的に確認されています。
加えて、手洗いや換気、混雑した場所でのマスク着用といった基本的な対策は、飛沫(ひまつ)感染や接触感染を減らす上で依然として重要です。
シーズン中であってもワクチン接種には意味があります。ワクチンの効果が十分に発揮されるまでには接種後2週間ほどかかりますが、流行が続いている時期であれば、その後の感染リスクを下げることができます」
(オトナンサー編集部)









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