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優柔不断なO型夫に愛想が尽きた34歳女性、性格を利用して離婚に成功した方法(上)

「自分のことしか考えていない」と怒り爆発

「私も主人も束縛が大嫌いで、自由を尊重してほしいタイプですが、一緒に出かけるのも一苦労です!」

 明子さんは「待たされる」のが嫌なので出発の時間はきちんと決めたいし、時間通りに出発したいし、時間を守るのは当たり前だと考えていました。一方の夫は「縛られる」のが嫌なので、出発の時間を押し付けられたくないし、決めた時間も絶対ではないと思っていたようです。

 外出先の予定が立て込んでいるわけではないので「そこそこの時間に」出発すればよく、例えば、前日に明子さんが「10時ね!」と伝え、明子さんと息子さんが10時までに準備を済ませて玄関で待っているのに、夫は10時になっても支度が終わりません。

「ああ、悪い悪い」という感じで待たされている明子さんの気持ちを考えず、のんびりと身支度に取りかかるというありさま。夫は自分だけ、明子さんは自分と息子さんの2人分の準備を間に合わせたのに、予定通り出かけられないことに腹を立て、「自分のことしか考えていないんだから!」と心の底で怒りを爆発させたそうです。

 これは明子さんの夫に対する不安の一例に過ぎません。自分の当たり前が相手の当たり前ではない…8年間(約3000日間)の結婚生活において、血液型の不一致で生じたボタンのかけ違いは数知れず。血液型が違うという溝は埋めることは現世では不可能。「話が通じない相手」の意見を尊重して前向きに対応し、愛情を維持するのは無理があります。

「優柔不断で決断力がなく、私に言われないと何もできないところも全部嫌いです! だいたい声が小さいから、よく聞こえないし!!」

 明子さんはとうとう堪忍袋の緒が切れ、ようやく夫のことを「いない方がいい相手」だと気付き、縁を切る方向へかじを切ったのです。

「もう嫌なんです! 主人に訳の分からないことを言われて傷つくのは!!」

 明子さんはそう言いますが、話を聞く限り、夫は大ざっぱでいい加減で能天気なのんびり屋という印象。どう見ても難敵ではないので出たとこ勝負でも何とかなりそう。しかし、A型の明子さんは心配性なので「夫が○○と言ってきたらどうしよう…」と無数の不安に苛まれており、十二分に用意周到に理論武装をしないと気が済まなかったのです。

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

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