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忘年会シーズン前に「憂鬱」の声…酒席での飲酒どう断るべき? 飲ませる側の心構えは?

「相手を尊重する気持ち」忘れずに

Q.お酒を強要しない/されないために、双方が意識しておくべきことは何でしょうか。

小野さん「まず、相手の考えや嗜好(しこう)を決して否定しないこと。お酒が好きな人もいれば、苦手な人もいます。極端な例を挙げるなら、『お酒を飲まなければ飲み会じゃない』と考える人もいれば、『飲み会自体、無駄の極みだ』と思う人もいます。せっかく縁あって同じ席に着くことができるのですから、『相手を尊重する』という基本的なスタンスを意識しておくことをお勧めします。

次に、その席の意義をしっかり考えてみましょう。労をねぎらう会にお酒の強要はふさわしいでしょうか。飲めない新人の歓迎として、お酒を注ぐことが歓迎になるでしょうか。きっと、その席には名目があるはずです。開催する人も参加する人も、上司も部下も、会の目的を意識することでハラスメントに発展しないお酒の席を開くことができると思います。

また、可能であれば、参加する人の中で意識を統一できるとよいでしょう。特に、規模が大きくなればなるほど、意識の統一がある方が望ましいです。『1次会はノンアルコールで、飲みたい人は2次会以降で』というようなルール決めをしている会社もあるようです。

ファシリテーションの世界では、会を開く際にグランドルールを決めることがあります。皆でルールを決めることで、強要などをなくそうという試みです。これを、お酒の席を作る際に導入することで『今年の会は最初の乾杯以降はソフトドリンク』『アルコールは2次会以降』など、会のグランドルールを決めることができるのではないでしょうか」

(オトナンサー編集部)

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小野勝弘(おの・かつひろ)

キャリアコンサルタント、一般社団法人セルフキャリアデザイン協会代表理事、株式会社ファサディエ EAP事業部 新規事業準備室

1969年東京都生まれ。桐蔭学園工業高等専門学校電気工学科卒業。2001〜2016年までIT系企業に所属。エリアマーケティングツールに携わり、営業・商品企画・事業企画・人材教育・労務管理などを経験。企業のホワイト化・健康経営・人事労務は、今後の会社経営に欠かせない重要な領域と考え、「労働者と企業のための人材定着、若者雇用促進による企業の生産性向上」をテーマとする。2016年〜現在は株式会社ファサディエ EAP事業部所属。2018年に一般社団法人セルフキャリアデザイン協会(https://self-cd.or.jp/)を設立し、キャリアコンサルタント、EAPコンサルタントとして活動中。

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