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40歳過ぎたら要注意! 「卵巣がん」の症状や治療法とは

40~60代の女性に多い「卵巣がん」。どのように進行し、どのような症状があるのでしょうか。また、どんな検査や治療が行われるのでしょうか。わかりやすく解説していきます。

卵巣がんってどんな病気

 「卵巣がん」は、40~60代の女性に多い卵巣のがんです。卵巣は腫瘍のできやすい場所ですが、その多く(約85%)は良性と言われています。卵巣がんの大きな分類は、以下の通りです。

・卵巣表面の細胞にできる「上皮性腫瘍」

・卵子となる細胞(胚細胞)にできる「胚細胞性腫瘍」

・ホルモンを作り出す細胞と周辺組織にできる「性索間質性腫瘍」

 卵巣がんの約70%は上皮性腫瘍です。また、卵巣がんは非常に転移しやすいがんで、患者の多くは初診で既に転移が見られるとされています。

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冬城高久(ふゆき・たかひさ)

医療法人社団 冬城産婦人科医院理事長・院長

山口大学医学部卒業。慶應義塾大学産婦人科学教室入局後、慶應義塾大学病院ほか複数で勤務する。2003年に冬城産婦人科医院院長に就任、2012年から同院理事長を兼務。丁寧で的確な診療が人気で、各メディアでも活躍している。日本産婦人科学会専門医、母体保護法指定医、日本女性医学会認定医、玉川産婦人医会会長、慶應義塾大学医学部客員講師。冬城産婦人科医院(http://www.fuyukilc.or.jp/)。

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