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「婚活サイト」を悪用した男性を信じ、だまされた3人の女性(上)

婚活サイトを悪用した事件が話題となりましたが、筆者のもとには、「体目的のヤリ男」「不倫目的のサギ男」「金目的のヒモ男」という3つのタイプの男性にだまされた女性が相談に来るようです。

女性たちをだます男性の手口とは?
女性たちをだます男性の手口とは?

 1カ月前に大きな注目を集めたのは婚活サイト(アプリ)を悪用した事件。報道によると、容疑者の男性(28歳)は婚活サイトで知り合った女性を乱暴した容疑(準強制性交)で逮捕されたのですが、特に悪質なのは、男性の勤務先は大手広告代理店で、誰もが手にするブライダル情報誌の発行元だったこと(7月5日「日刊ゲンダイ」)。

 婚活サイトへ実名で登録していたことで事件が発覚したようなので、サイトの仕組みを熟知していたかどうか疑問ですが、女性利用者は料金を払って“やり逃げ”されたので、お金だけでなく貞操も奪われた格好。あまりにも悪質ですが、実際のところ、「お嫁さんになりたい!」と婚活サイトに登録する純粋無垢な女性を「食い物」にする男性は決して珍しくありません。

 今回の事件は氷山の一角に過ぎないのですが、私の相談事例から、「婚活サイトを悪用する手口」はおおまかに3つに分類されます。具体的には、体目的のヤリ男、不倫目的のサギ男、金目的のヒモ男ですが、どのように知り合い、信じ込み、そして、だまされるのでしょうか。

2度目のデートでホテルの部屋に

 1つ目のケースは体目的のヤリ男ですが、婚活の失敗談を語ってくれたのは桜井桃子さん(36歳)。

「彼とは婚活サイトで知り合いました。彼から『付き合おう』という言葉があったので、彼のことを信じて関係を持ったのですが、その後、音信不通になってしまい傷ついています」

 1度目のデートで彼に将来について尋ねると「大事にしなきゃね」と言われたそうです。桃子さんは彼の言葉が「結婚前提」のように思えたので、彼のことを信用して2度目のデートで体を許してしまったとのこと。

 待ち合わせは夜の10時。彼は仕事が忙しいので、「少し遅いな」と思いつつ、オーケーしたのです。待ち合わせの飲食店に行くと1時間で閉店してしまったので、彼が宿泊しているホテルのラウンジで「1杯だけ飲もう」と誘われたそうです。さらに、1時間が経過し、桃子さんが「もう終電が近いから(帰る)」と伝えたところ、彼は「なかなか会えないから泊まってほしい」と言い出したのです。

 桃子さんは最初、断ったのですが、かなり酔いが回っていて千鳥足の状態に。桃子さんは彼に「ちゃんと送ってね」と頼んだのですが、彼が桃子さんの手を引いて行った先は、駅ではなく彼の部屋。桃子さんが「こっちじゃないでしょ!」と抵抗しても彼は悪びれることなく、「チュー以上はしないから」と、そのまま部屋の中へ連れて行かれてしまったのです。

 桃子さんは押し倒され、服を脱がされ…彼が強引にしようとしてきたので、桃子さんは「ちゃんと付き合わないとできない」と伝えました。そうすると彼は「そうだよね、3回目のデートくらいで言おうと思っていたんだけどじゃあ付き合おう」と言ってくれたので、そのまま関係を持ってしまったそうです。

 しかし、彼はあっさりと手の平を返し、桃子さんのことを裏切ったのです。

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

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