「婚活サイト」を悪用した男性を信じ、だまされた3人の女性(上)
生理の予定日が過ぎ、軽い吐き気も…
「あれは酒の勢いで『事故』のようなもの。そもそも、合意の上でしたことだよね。君が好意を持っているのは分かっていたから、2度目はちょっと調子に乗りすぎたけれど、お互い様だよね。君が傷ついたんなら、まあ僕が悪かったんだろうね」
そんなふうにLINEを送ってきたので、桃子さんは「だまされた!」と頭に血が上って、婚活サイトの運営会社へクレームを入れたそうです。しかし、「夜遅くに会うからでは」と相手にされず、さらに宿泊や性交渉は「成婚」とみなされ、婚活サイトへ10万円の料金が発生することを指摘されたそう。
「誰も私を守ってくれないんです!」
桃子さんは当時の心境を振り返ってくれましたが、桃子さんを不安にさせたのは、婚活サイトの不誠実な対応だけではありませんでした。普段は生理の周期が乱れることはなく安定していたのですが、今回は違ったそうです。
「生理の予定日を過ぎても全く来なかったんです。胸の張りや軽い吐き気を催すようになり、食欲もなく…もしかして妊娠してしまったのでは?!」
そんなふうに不安な日々を送っていたのですが、ついに我慢の限界を超え、彼に最後のLINEを送ったのです。「生理が遅れているので気が気じゃありません。避妊しましたか?」と。しかし、返事がないので再度「返信してください! 生理が来ません!!」と催促すると、彼は重い腰を上げて無責任極まりない返事をしてきたのです。
「僕はあんまり金を持っていないから払えないし、払ったとしても君が元気になれそうにないから払えないな」
それ以降、LINEは既読にならず、唯一の連絡手段だったLINEがブロックされたのは明らかでした。頼みの綱は婚活サイト内のメッセージだったのですが、既に男性が拒否の設定を済ませており、彼のプロフィールはもちろん、今までのやり取りも閲覧できない状態だったそうで桃子さんは途方に暮れたのです。
それから10日間。「妊娠していたらどうしよう」という不安にさいなまれ、妊娠検査薬を使おうかどうか迷っていたのですが、背に腹は変えられないという感じで検査薬の使用に踏み切ったのです。どうやら、望まざる性交渉における身体的な後遺症が胸の張りに、心理的な後遺症が吐き気に現れたようで、妊娠の兆候ではないことが明らかになったのですが、桃子さんが胸をなで下ろすことはなく…仕事には何とか出勤するものの身が入らず、後悔の念がいまだに消えないようです。
「こんななことになり、馬鹿な自分が恥ずかしいです。こんな汚れた体じゃ、とても生きて行けません…1度目のデートですごく誠実に将来を考えているような感じだっただけにショックです」
子を宿すことができるのは、女性にとって強みでもあり弱みでもあります。肉体関係を結べば常に妊娠の可能性があり、どんなに入念に避妊しても0%ではありません。もしも妊娠した場合、中絶するにせよ出産するにせよ、体を痛めるのは女性だけ。胎児中絶でも未婚出産でも、身体的、精神的、そして金銭的な負担が大きいのは男性より女性です。
2度目のデートを昼ではなく夜にしたり、終電を気にしなければならないほどの深夜に待ち合わせをしたり、男性の前でお酒を飲みすぎたり…桃子さんがもっと気を付けていれば、こんな目に遭わなかったのではと思うと、やはり自分の身は自分で守らなければなりません。


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