【8月19日のマーケット】日経平均反発1万6545円、鉱業株など堅調に推移
8月19日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比59円81銭高の1万6545円82銭で取引を終えました。

8月19日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比59円81銭高の1万6545円82銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの津田隆光チーフアナリストによると、日経平均は前場にやや下押ししたものの、後場にプラス圏内を回復。原油価格の上昇を背景に鉱業や商社関連株が堅調に推移したといいます。
東証1部33業種中、鉱業、鉄鋼など19業種が上昇、一方、医薬品、陸運など14業種は下落しました。個別銘柄では、SUMCO、富士通が買われ、松井証券、中外製薬は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比4.88ポイント高の1295.67。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=100円20銭台で推移しています。
ドル/円「98円台半ばも」
津田さんは、日経平均の先行きについて、「日銀による上場投資信託(ETF)買い入れの安心感もあり、今後も底堅い値動きが予想されます」と話します。
津田さんによると、市場参加者の注目は来週26日にジャクソンホールで行われる米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長講演。ただし、18日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(7月26~27日開催分)で早期利上げ観測が後退し、ドル安基調が継続していることから、津田さんは「ドル/円は1ドル=98円台半ばまで下落する可能性があります」と分析しています。
(オトナンサー編集部)
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