【8月4日のマーケット】日経平均反発1万6254円、米株高や原油高が背景に
8月4日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比171円78銭高の1万6254円89銭で取引を終えました。

8月4日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比171円78銭高の1万6254円89銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの津田隆光チーフアナリストによると、米国株上昇を受けて日経平均は堅調に推移。外国為替市場で、ドル/円が1ドル=101円台をキープ、また、きのう3日発表の米エネルギー情報局(EIA)週間在庫統計で明らかになった、在庫減少による原油高がその背景にあるといいます。
東証1部33業種中、証券、海運など24業種が上昇、一方、食料品、石油・石炭製品など9業種は下落しました。個別銘柄では、クラレ、NTNが買われ、昭和シェル石油、ニチレイは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比11.01ポイント高の1282.99。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=101円50銭台で推移しています。
「9月総括的検証」が一人歩き? 専門家「解釈が変動要因にも」
津田さんは、日経平均の先行きに関して、日銀の「9月の総括的検証」という言葉が一人歩きしている感があるといい、「ヘリコプターマネーも含めて、その言葉の解釈が今後の市場の変動要因になりそう」と指摘します。
きょう4日は、英イングランド銀行(BOE、中銀)の金融政策委員会が開催予定。事前予想は0.25%の利下げで、津田さんは「欧州連合(EU)離脱決定後、カーニーBOE総裁が、『英経済を守るために躊躇(ちゅうちょ)はしない』と強い姿勢を見せていたこと、また、ポンド安を受けて英FTSE100が堅調に推移していることから、ポンド安誘導は“国策”と言えそうです」と話しています。
(オトナンサー編集部)
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