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「心臓が痛い!」 内科受診で判明する“心臓の病気”の種類を聞いてみた

「心臓のあたりが痛い…」「胸が苦しい…」と感じた経験はありませんか。内科医・糖尿病専門医の市原由美江さんに、心臓の病気の種類などについて聞きました。

胸が痛い…一体、どんな病気が潜んでいるのか…
胸が痛い…一体、どんな病気が潜んでいるのか…

 「心臓のあたりが痛い…」「胸が苦しい…」と感じたりした経験がある人は少なくないと思います。また、「胸のあたりが痛いな…」と感じる瞬間が来ることがあるかもしれません。そこで、「eatLIFEクリニック」(横浜市旭区)の院長で内科医・糖尿病専門医の市原由美江さんに、心臓が痛いと感じた時に何科を受診すべきなのか、また、心臓の病気の種類などについて聞いてみました。

冷や汗を伴う強い痛み、激しい痛みは「すぐ救急車」

Q.心臓が痛いと感じた時、内科を受診してもいいのでしょうか。また、症状によっては何科を受診すべきなどあるのでしょうか。

市原さん「心臓が痛いと言っても、胸の痛み方には種類があります。胸が締め付けられるような痛み、特に冷や汗を伴い、5分程度で改善する場合は『狭心症発作』の可能性があるため循環器内科を受診する必要があります。

痛みが強かったり、これ以上、続くようであれば『心筋梗塞』の可能性があるため救急車を呼びましょう。

また、胸が痛いと感じる病気には『肋間神経痛』『逆流性食道炎』などがあります。さまざまな痛み方があるため、注意が必要です」

Q.早急に病院に行くべき症状はあるのでしょうか。

市原さん「上述の通り、冷や汗を伴う強い胸痛は『心筋梗塞』の可能性があります。他には、『大動脈解離』や『肺塞栓症』の可能性もあるため、激しい胸痛が起きたら救急車を呼ぶようにしてください」

Q.内科を受診して見つかる心臓の病気には、どんな種類があったりするのでしょうか。

市原さん「主に『狭心症』『心筋梗塞』です。左胸が痛むイメージがあると思いますが、首周りや右胸が痛むこともあります。また、糖尿病の人は、神経障害の影響で痛みを感じにくくなることがあるので症状に気付きにくくなります」

Q.心臓の健康を維持するために、日常的に心掛けた方がよいことはありますか。

市原さん「動脈硬化を進行させないことが大切です。血糖値や血圧、コレステロール、中性脂肪を正常値に保つことで予防できるため、規則正しい生活を心掛け、肥満を予防しましょう。適度な運動を行うことが大切です。喫煙もやめましょう」

(オトナンサー編集部)

市原由美江(いちはら・ゆみえ)

医師(内科・糖尿病専門医)

eatLIFEクリニック院長。自身が11歳の時に1型糖尿病(年間10万人に約2人が発症)を発症したことをきっかけに糖尿病専門医に。病気のことを周囲に理解してもらえず苦しんだ子ども時代の経験から、1型糖尿病の正しい理解の普及・啓発のために患者会や企業での講演活動を行っている。また、医師と患者両方の立場から患者の気持ちに寄り添い、「病気を個性として前向きに付き合ってほしい」との思いで日々診療している。糖尿病専門医として、患者としての経験から、ダイエットや食事療法、糖質管理などの食に関する知識が豊富。1児の母として子育てをしながら仕事や家事をパワフルにこなしている。オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/yumie6822/)。eatLIFEクリニック(https://eatlife-cl.com/)。

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