子どもの「パパ・ママ」呼び、大きくなったら「お父さん・お母さん」に変えさせるべき? 子育てアドバイザーが示す見解
子どもは「呼称」自体に愛着を感じている
では、もし、子どもが親を呼ぶときの呼称を「変えさせたい」と思う場合、親は子どもに対してどうアクションするのがよいのでしょうか。
仮に、親が「今日から“ママ”ではなくて“お母さん”ね」とアプローチする場合、子どもの年齢によっては、呼び方が変わることで「ママがママではなくなってしまう」と感じる場合があります。
子どもは「ママ」と呼ぶことで安心感を得ていたり、「ママ」という呼称自体に愛着を感じていたりするものなので、急に「お母さん」と呼ぶように言われても、なかなかすぐには切り替えられないこともあるでしょう。
先述したように、ある程度の年齢になると、子どもの方から親への呼び方を変えることは、特に男の子の場合はよくあるので、それに委ねた方がよりスムーズといえるでしょう。
中には、「パパ」「ママ」と呼ぶのが照れくさくなる時期を経験していることから、自分の子どもには最初から「お父さん」「お母さん」と呼ばせている、という親もいるのではないでしょうか。
今は「パパ・ママ」派と「お父さん・お母さん」派がありますが、昔は初めから「お父さん・お母さん」が当たり前でした。どうスタートさせるかは家庭それぞれの選択であり、それぞれ方針があっていいと思います。
ただ、赤ちゃんの発語の流れで、生後6カ月くらいになると「マ」「パ」などの「子音+母音(m+a、p+a)」が出てくるので、「パパ」「ママ」の方が赤ちゃんにとって発音しやすい呼び方ではあると思います。そのため、「パパ」「ママ」に比べると、初めから「お父さん」「お母さん」と正しく言うのが難しいという点は、知っておいた方がいいかもしれませんね。
(オトナンサー編集部)
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