【婚活】「私、カチンと来ました」 年上女性を激怒させた51歳男性の“無自覚すぎる失言”
「くたびれている」の一言が逆鱗に触れて
土屋さとみさん(53歳、仮名)は、先日お見合いした大木はるやさん(51歳、同)と仮交際に入りました。2人ともバツイチ同士。さとみさんには、既に社会人として独立している子どもが2人、はるやさんには小学生の息子が1人いました。はるやさんの息子は、別れた妻が育てているようでした。
はるやさんの元妻は、20歳年下。はるやさんが44歳のときに、24歳だった元妻と結婚したというのです。
お見合いの席ではるやさんは、こんなことを言っていました。
「元妻は20代で、まだまだ遊びたい盛り。仕事柄、私に出張が多く、私が家を空けているときは、実家に子どもを預けて夜も遊び回っていたようです」
そして、元妻は年の近い新しい恋人をつくり、その人の子どもを妊娠。はるやさんに、「離婚してほしい」と言ってきたそうです。
「子どもにも会いたいけれど、向こうには新しい家族がいて、子どもにも新しいお父さんができたのだから、私がチョロチョロ姿を現さない方がいいかと思っています。なので、誕生日や入学式などの節目には、プレゼントだけ送っています」
子育てをした経験のあるさとみさんには、会いたくても子どもに会えないはるやさんの気持ちが痛いほど伝わってきました。
お見合いから2人は交際に入り、その後も順調に関係を育んでいたのですが、あるとき、さとみさんから、「はるやさんとの交際は、終了でお願いします」という連絡が入ってきました。
終了理由は、こうでした。
「会話していると何かにつけて、『前のカミさんが若かったから』という言葉が出てくるんです。これ、はるやさんだけではない。私の会社の男性たちも、奥さんが10歳以上若いと、こっちが奥さんの年齢なんて聞いていないのに、『ウチのカミさんが若いから』と自慢げに話すんですよ。奥さんが若いって、そんなに自慢ですか?」
世の男性たちは、妻が若いと、確かにこの傾向があります。
さらに、さとみさんは続けました。
「私は、はるやさんより2つ年上じゃないですか。先日は、はるやさんが『若い女はもうこりごりですよ。多少くたびれていても、経済観念がしっかりしていて、家庭を切り盛りしてくれる女性と、今度は結婚したいんです』って言ったんですよ。私、『くたびれている』という言葉にカチンと来て」
はるやさんに悪気はなかったのでしょうが、何かにつけて女性の年齢を話題にしてくることに辟易(へきえき)していた、そんなときに“くたびれた女”と言われたことが、さとみさんの逆鱗(げきりん)に触れました。
そして、この2人は交際終了となったのです。
婚活は、出会ってから結婚に至るまでの期間が短いからこそ、言葉の使い方や選び方で、それまで築いてきた関係がもろく崩れることにもつながります。
この言葉を発したときに、相手がどう感じるのか、その想像力が大切ですね。
(仲人・ライター 鎌田れい)
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