オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

健康診断で「尿酸値が高い」と指摘…考えられる“3つの病気”とは? 専門医に聞いた

「プリン体の摂取量を抑える」だけでは不十分

Q.「尿酸値が高い」と指摘された場合、どうすればよいですか。

石田さん「先述の通り、尿酸はプリン体から作られるため、プリン体の過剰摂取を意識的に抑えることが重要です。『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(第3版)』では、1日の推奨摂取量は400ミリグラムとされています。

しかし、プリン体については近年、食べ物から摂取する量より、体内で合成される量の方が多いということが分かってきました。そのため、食事によるプリン体の摂取量を抑えることは大事ですが、その注意だけでは不十分です。プリン体の多い食品の摂取を減らすこと以外に、次の4点も意識する必要があるでしょう」

【(1)水分を多く取る】

尿量を増やすことで、尿酸の排せつが増えます。

【(2)肥満による高インスリン血症を改善する】

肥満者の多くは「高インスリン血症」の状態になっています。インスリンは尿酸の排せつを低下させるので、過食を控え、適度な運動をしましょう。歩行、ジョギング、サイクリングなどの有酸素運動は、尿酸値を低下させるのでお勧めです。逆に激しい運動をすると、エネルギー物質であるATPを大量に使うため、尿酸が増えてしまうだけでなく、大量に生じた乳酸が尿酸の排せつを低下させてしまいます。

【(3)飲酒を控える】

アルコールは尿酸の産生を増やし、尿酸よりも優先して排出されるため、尿酸の排せつを低下させます。

【(4)体内の血液・尿をアルカリ性にしてくれる食品を摂取する】

海藻や野菜といった「アルカリ性食品」は、尿をアルカリ化します。これらの食品を食べることで尿中の尿酸が溶けやすくなり、尿酸の排せつを増やします。尿路結石の予防にもつながるでしょう。

(オトナンサー編集部)

【要注意】肝臓学の専門医が伝授! 実は「プリン体」が多く含まれる食べ物15選

画像ギャラリー

1 2

石田清隆(いしだ・きよたか)

医師

肝臓学の専門医で、広島ステーションクリニック理事長。長年、基幹病院の一線でウイルス性肝炎、肝細胞がんの診療を行い、ウイルス性肝炎の経口剤治療、肝細胞がんのラジオ波焼灼療法やカテーテル治療の経験が多数ある。現在は、画像診断、栄養解析データをベースに脂肪肝、糖尿病などの生活習慣病に対して徹底的な栄養、運動指導を行い、薬に頼らない治療を目指している。2023年1月にアンチエイジングセンター「Milky Cloud Well-being Center」を開設。著書に「人生を好転させる2‐week鉄活」(幻冬舎)がある。広島ステーションクリニック(https://hs-clinic.jp/)。

石田清隆(いしだ・きよたか) 関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

ライフ 最新記事

ライフの記事もっと見る

コメント

CAPTCHA