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せきが止まらない…“隠れ秋花粉症”かも 放置NGな症状&風邪との見分け方とは

秋花粉の現状や「風邪との見分け方」について、医師が解説します。

隠れ花粉症と風邪の違いとは?(画像はイメージ)
隠れ花粉症と風邪の違いとは?(画像はイメージ)

「風邪をひいたみたいでせきや喉の違和感が治らない」と悩んでいませんか。実はその不調、風邪や寒暖差による不調ではなく「秋の花粉症」かもしれません。

 クリニックフォアが2025年に実施した調査(花粉症の自覚がある548人対象)によると、せきや喉の違和感を秋花粉症の症状として認識している人は約1割にとどまり、秋に長引く症状がありながら秋花粉症と診断されていない人が約半数にのぼり、『隠れ秋花粉症』の可能性があることが分かったと報告されています。

そこで、秋花粉の現状や「風邪との見分け方」について、対面診療とオンライン診療を提供するクリニックフォアの監修医・ 田中智博さんが解説します。

「涼しい=花粉が飛ばない」は誤り

 春のスギ花粉のイメージから「花粉症=暖かい季節のもの」と思われがちですが、秋花粉の主役であるブタクサなどは、まだ暑さの残る8月中旬ごろから飛び始め、涼しい日も出始める9月に本格化します。

 実際、クリニックフォアの花粉症オンライン診療データ(2026年8月1日~17日)によると、お盆期間(8月8日~8月16日)の診療数は前年同期比で約1.3倍に増加。新規受診者数も、8月上旬(1日〜7日)と比べて約1.4倍に増えるなど、「まだ夏なのに」という時期からすでに症状が出ている方が増え始めました。

 さらに、7月までの高温でブタクサやヨモギ、カナムグラなど雑草の生育が進んでいるため、今年は飛散期間が例年より長期化する恐れもあります。

春花粉との違いは?

秋の花粉症は、春のスギ・ヒノキ花粉とは異なる大きな特徴が2つあります。

(1)花粉の粒子が小さく、喉に入り込みやすい
春のスギ花粉に比べ、秋のブタクサ花粉などは粒子が小さく、鼻だけでなく気管や喉の奥まで入り込みやすい性質があります。そのため、くしゃみや鼻水だけでなく「長引くせき」や「喉のイガイガ」として現れることが多く、風邪と誤認しやすいのです。

(2)身近な場所に生えており、飛散距離が短い
秋の花粉源となる雑草は、公園、河川敷、空き地、道端などごく身近な場所に自生しています。飛散距離は数メートルから数十メートルと短いため、「身近な生活圏でどれだけ近づくか」が症状を左右します。また、地面近くから舞い上がるため、背の低いお子さまも影響を受けやすいのが特徴です。

秋花粉症のチェックリスト

 秋花粉症で出やすい主な症状や風邪との違いは以下の通りです。

・くしゃみ、鼻水、鼻詰まり
・目のかゆみ、充血
・長引くせき、喉の違和感・イガイガ
・肌のかゆみ、肌荒れ

【風邪との見分け方のポイント】
・発熱がない、またはあっても微熱程度なのに、せきや鼻水が2週間以上続いている
・晴れて風が強い日や、草の多い場所を通った後に症状が悪化する
・目や皮膚のかゆみを伴っている
・毎年夏の終わり〜秋に同じ症状が出る

 秋の花粉症は「風邪が治らない」と思い込み、市販の風邪薬で様子を見続けてしまうケースもあります。

 上記のいずれかに当てはまる場合は、秋の花粉症の可能性があります。もちろん、せきが長引く場合はほかの病気の可能性もあるため、「おかしいな」と感じたら我慢せず、早めに医療機関を受診してください。

(オトナンサー編集部)

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