年上男性との不倫にハマる、5人の20代女性のホンネ(上)
不倫の「負の部分」がクローズアップされているにもかかわらず、不倫にハマる若い女性たち。そうした女性の生の声を紹介し、不倫する理由に迫ります。
最近、週1ペースで報じられている芸能人のゲス不倫によって、不倫の「負の部分」が世の中に知れ渡ったはずなのに、私のところへ不倫の相談に来る20代女性がいまだに後を絶ちません。まだ若いのだから、わざわざ年上のオジサンではなく同年代の彼と付き合えばいいのに…私は思わず首をかしげてしまいます。
彼女たちは「恋愛は危険な方が楽しい」「尊敬する人に愛されるなんて夢みたい」「(不倫を)やめようとするといつも彼の優しさで思いとどまる」「かわいそうな彼を救ってあげたい」「こんな関係を続けても誰も幸せにならないけど彼が好き」などと平気な顔で言うのです。ここで、5人の不倫女性の声を紹介しましょう(すべて仮名)。
制約の多い恋愛を楽しんでいる
1人目は「恋愛は危険な方が楽しい」と言い切る、橋本麻由美さん(28歳、大手電気メーカー勤務)。不倫相手は40代で既婚の上司です。
「同じ会社、同じ部署にいる、妻子持ちの彼と付き合っています。はじめのうちは奥さんにバレないように、いろいろ気を使っていました。例えば、うちの会社はガラケーを支給されているので、デートの約束は勤務時間内にガラケーを使ってしていました。もちろん、奥さんはガラケーの存在を知りません。でも、付き合い始めて3カ月が過ぎる頃には、関係がマンネリ化してきて、彼の気持ちが私から離れていったのです。
先週、彼がデートの約束に大幅に遅刻してきたので、私は彼を試すために、ガラケーではなくプライベートのスマホにメールを送ってみたのです。『25分も待っちゃった。先にビール飲んでもいい?』と。すると『今日どこで会うんだっけ』と返事が返ってきました。彼は待ち合わせの場所を知っているはずなのに。私は直観で分かりました。奥さんが彼のスマホを使ってメールをよこしてきたのだと。
このことを彼に話すと、彼は一瞬で真っ青になりました。彼は思い知ったでしょう。私を大事にしないとどうなるのか。彼との恋愛はいろいろと制約が多いですが、今ではそれも含めて楽しんでいます」
2人目は「尊敬する人(妻帯者)に愛されるなんて夢みたい」と幸せそうな顔で語る、井崎杏さん(26歳、総合病院勤務の看護師)。不倫相手は、同じ病院、同じ科の男性医師(52歳)です。
「私は病院の先生とお付き合いしています。先生は尊敬できる医師の一人でした。でも、はじめは既婚の人と付き合うつもりなんて全くなかったし、こんなに長い間、関係が続くとは思っていませんでした。私も先生も24時間、緊迫した中で仕事をする日々で、共通の話題といっても、だいたいは仕事の話です。一日を振り返って、『あれでよかったのか』『こうすればよかったのではないか』と。
お互いに愚痴をこぼしているうちに恋愛感情が生まれました。緊迫した空気から抜け出した時にホッとできる時間が欲しかったのです。少なくとも私はそうでした。先生もきっと同じです。
先生にとって私は『彼女』なのか、それとも『愛人』なのか。先生の気持ちはよく分かりません。ただ、私は少なくとも先生の『彼女』だと思っています。だって、仕事の愚痴を嫌な顔をせず聞いてくれるし、体力的・精神的につらい時は、いつも優しい言葉をかけてくれるので『心の支え』だったのです。
もちろん、先生に奥さんがいる以上、この関係を断ち切りたいと何度も考えました。でも私だって一人の女性です。できることなら、先生と結婚して家庭を持ち、幸せになりたいです。だって、今までの貴重な時間を先生のために使ってきたのだから」
コメント