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ベビーカーが通路の真ん中を通るのは「子どもの安全のため」か、それとも「マナー違反」か

公共交通機関でベビーカーを使う場合

Q.公共交通機関もベビーカーを使う母親にとっては気を遣いますね。

川道さん「電車やバスなどを利用する場合、できるだけ時間に余裕を持って出発し、混雑する時間帯を避けるようにしましょう。混み合う満員電車にベビーカーを持ち込むのは、非常に危険です。ベビーカーの車輪に乗客が足を引っかけたり、電車が揺れた時にほかの乗客がベビーカーに乗っている赤ちゃんや子どもに誤って覆いかぶさる危険もあります。しかし、事情によってはベビーカーで満員電車に乗らなければならない場合もあるはず。その時も、ベビーカーのシートベルトを赤ちゃんに必ず着用させ、目を離さず安全に注意するとともに、周囲への気遣いも欠かさないようにしましょう。乗車中は、ベビーカーのストッパーも忘れずにかけるようにします。お互いに大変な思いをして満員電車に乗っているわけですから、その時の状況に合わせて譲り合い、臨機応変に対応することが大切です。そして『子どもや赤ちゃんがいるから優先されるのは当たり前』という気持ちではなく、どんな場面でも『すみません』『ありがとうございます』と声をかけるなど、周囲への配慮と感謝の気持ちを忘れずに。気持ちが伝われば、周囲も温かく見守ってくれることでしょう」

Q.逆に、ベビーカーを使っている方に対して周囲が意識すべきことは何でしょうか。

川道さん「まずはベビーカーの存在を認識し、意識を持つことです。公共の場は、無関心な人も多いものですが、電車や駅、店内などでベビーカーを見かけたら、少し気にかけて目配りしてあげることで、万が一、何かが起きた時に手助けしてあげることができます。特に、ベビーカーでの電車の乗り降りは危険ですので、ベビーカーを運ぶのを手伝ってあげると、親御さんはとても助かるでしょう。また、ベビーカーを押す親御さんには周囲に対する遠慮や不安などがあるはずですが、子どもや赤ちゃんにほほ笑みかけてあげたり、声をかけてあげたりするだけで、親御さんは安心するものです。お互いの立場を理解し、気持ちに寄り添うこと、そして、寛大な気持ちで接するという意識を持つことが、公共の場を気持ち良く利用するために必要なマナーと言えます」

(オトナンサー編集部)

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川道映里(かわみち・えり)

マナーコンサルタント・マナー講師

一般社団法人マナー教育推進協会理事。ファストマナースクール西日本エリア長。銀行に就職後、結婚を機に退職。子育て中にマナーの大切さを知り、マナーコンサルタントの西出ひろ子に師事。企業や学校などで人財育成、マナー研修、マナーコンサルティングなどを行う。真心マナーを伝え、結果を出せるマナー講師の養成も行う。また日本最大級のカルチャーセンターでは、冠婚葬祭マナーやキッズマナーなどの日常生活のマナー講座も担当。食事をしながらテーブルマナーを習得する講座も人気。徳島を拠点に全国で活躍中。ファストマナースクール(http://www.fastmanner.com)、ウイズ株式会社(http://www.withltd.com)。

コメント

1件のコメント

  1. おんぶや抱っこでいいじゃん。
    専用のおんぶ紐や抱っこ紐があるんだから。
    そうすれば、ベビーカーなんて不用じゃんか。