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迷惑をかけないために! 子どもに伝えたい「病院」でのマナー

小さなお子さんの親御さんは、子どもが病院で泣きやまず、周囲に迷惑をかけて困ってしまった経験がおありでしょう。今回は、子どもを病院へと連れて行く前に伝えておきたいマナーを解説します。

子どもに伝えたい病院でのマナーとは

 子どもと病院に行ったら大声で泣かれ、ほかの患者さんや職員に迷惑をかけてしまった――。親であれば誰しも、そのようなご経験がおありのことでしょう。とりわけ乳幼児期は病院へ行く機会が多く、子どもの声や動きが気になるパパやママも多いはずです。

 オトナンサー編集部では、自身も2児の母であり、徳島県のインターナショナル保育園でキッズマナー講師としても活動する四国初のマナーコンサルタント・川道映里さんに、子どもに伝えたいマナーを聞きました。

大声がいけない理由をゆっくりと話す

 川道さんによると、子どもに伝えたいマナーには以下の5つがあります。

【大声を出さない】 

 病院には、病気やけがをした人たちがたくさんいます。ほかの患者さんの迷惑とならないよう静かに過ごさなければなりません。たとえば「○○ちゃんも風邪をひいてしんどいから病院に来たよね。ほかの患者さんも○○ちゃんと同じで、苦しくてしんどいんだよ」と、大声を出してはいけない理由をゆっくりと語りかけます。

【走らない】 

 ほかの患者さんや医療機器にぶつかることもあり、非常に危険です。小さな子どもは、パパやママがしっかりと膝で抱っこをして安心させてあげましょう。お気に入りの絵本を持っていき、小声で読み聞かせるのも良い方法です。おもちゃを持っていく場合は、音の出るものを避けるようにします。

【場合によってはマスクの着用を】 

 風邪の場合は、できるだけマスクを着用しましょう(マスクを嫌がらず、危険を伴わない子どもに限る)。マスクをすることでほかの人への感染を防止できます。

【可能であれば、あいさつを】 

 予防接種で来院した場合や、子どもが比較的軽い症状の場合は、「病院の先生や看護婦さんに『よろしくお願いします』『ありがとうございました』とあいさつをしようね」と教えてあげましょう(容態によって無理はしないこと)。まずは、パパやママがお手本となり、心を込めてあいさつをすることが大切です。

【ほかの患者さんの気持ちを考える】

 たとえば、病院で自分の子どもと一緒にいる時、ほかの子どもの気分が悪くなり、嘔吐(おうと)してしまったとします。そこで、自分の子どもが、嘔吐した子どもに向かって「汚い」「臭い」などと言ってしまったら、どう対処すべきでしょうか。

 これは、川道さんの実体験だそうですが、その場にいたパパやママの多くは知らん顔をしていたといいます。子どもが「汚い」「臭い」などと思うのは当然のこと。このような場合は「苦しかったんだね、大丈夫かなあ」「もしも○○ちゃんが吐いてしまって、汚いって言われたらどんな気持ちかな。悲しくないかな」などと、ほかの患者さんの気持ちに寄り添う大切さを教えてあげましょう。

相手の気持ちに寄り添うマナーを

「子どもが嘔吐した時、袋を出すのが間に合わなかったので両手で受け止めました。ほかのお子さんから『汚い』と言われましたが、保護者の方も知らん顔で、私は申しわけなさから、そのお子さんや保護者に必死に謝りましたが反応はありませんでした。こうした場面で相手の気持ちに寄り添うことのできるマナーをお子さんにぜひ伝えてあげましょう」(川道さん)

(オトナンサー編集部)

川道映里(かわみち・えり)

マナーコンサルタント・マナー講師

一般社団法人マナー教育推進協会理事。ファストマナースクール西日本エリア長。銀行に就職後、結婚を機に退職。子育て中にマナーの大切さを知り、マナーコンサルタントの西出ひろ子に師事。企業や学校などで人財育成、マナー研修、マナーコンサルティングなどを行う。真心マナーを伝え、結果を出せるマナー講師の養成も行う。また日本最大級のカルチャーセンターでは、冠婚葬祭マナーやキッズマナーなどの日常生活のマナー講座も担当。食事をしながらテーブルマナーを習得する講座も人気。徳島を拠点に全国で活躍中。ファストマナースクール(http://www.fastmanner.com)、ウイズ株式会社(http://www.withltd.com)。