日経平均反発1万9985円79銭、好決算銘柄に買い
8月1日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比60円61銭高の1万9985円79銭で取引を終えました。
8月1日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比60円61銭高の1万9985円79銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、この日は米政局の不透明感からドル/円が円高方向に振れたことや、前日31日の米国市場でハイテク株が下げたことが嫌気され、小幅に下げてスタート。しかし、31日に好決算を発表した三井住友フィナンシャルグループ(FG)や日本航空などの好決算銘柄に買いが入り、前日終値比プラス圏へ上昇しました。
東証1部33業種中、空運、銀行など27業種が上昇、一方、電気機器、非鉄金属など6業種は下落しました。個別銘柄では、日本化薬、千葉銀行が買われ、東ソー、大日本住友製薬は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比9.89ポイント高の1628.50。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=110円20銭台で推移しています。
きょう米PCEデフレーター発表
根岸さんによると、米政局の不透明感がドルの上値を抑え、ドル安・円高要因の一つとなっています。円高局面では、日経平均も上値を追いにくい地合いです。
今週は3日に内閣改造の人事が発表予定。安倍内閣の足元の支持率低下に市場はほとんど反応していませんが、一段と低下すれば、日経平均にもマイナスの影響が出る可能性があるそうです。
きょうは、6月の米個人消費支出(PCE)デフレーターに注目。「PCEデフレーターは今年の2月以降は伸びが鈍化しており、その傾向が続けば、ドルは上値の重い展開が続くかもしれません」(根岸さん)。
(オトナンサー編集部)
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