日経平均反発2万99円81銭、米ダウ平均最高値などを好感
7月13日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比1円43銭高の2万99円81銭で取引を終えました。
7月13日の東京株式市場で日経平均株価は反発、前日比1円43銭高の2万99円81銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が12日の議会証言で、バランスシート縮小の年内開始を示唆する一方、利上げを緩やかに進める方針を示したことで米国株が上昇。ダウ工業株30種平均が最高値を更新したことが好感されました。
東証1部33業種中、空運、サービスなど16業種が上昇、一方、海運、銀行など17業種は下落しました。個別銘柄では、日本電気硝子、東京エレクトロンが買われ、東芝、北越紀州製紙は売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前日比0.23ポイント安の1619.11。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=113円00銭台で推移しています。
米国株とドル/円をにらむ展開か
イエレン議長は議会証言で「連邦公開市場委員会(FOMC)は向こう数カ月、物価動向を注視していく」、政策金利に関しては「今後はそれほど大きく引き上げる必要はない」と表明、根岸さんによると、流動性相場が継続するとの見方が米国株の支援材料になりました。
一方で、利上げを急がないとのイエレン議長の姿勢を受けて米金利は低下。連動性の高いドル/円にとってマイナスとなりました。「日経平均は米国株とドル/円の動向をにらみながら、方向感を探る展開かもしれません」(根岸さん)。
(オトナンサー編集部)
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