日経平均続伸2万67円75銭、6営業日ぶり2万円台
週明け6月19日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前週末比124円49銭高の2万67円75銭で取引を終えました。
週明け6月19日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前週末比124円49銭高の2万67円75銭で取引を終えました。終値で2万円台を回復するのは、6月9日(2万13円26銭)以来6営業日ぶりのことです。
マネースクウェア・ジャパンの根岸慎太郎アナリストによると、16日発表された5月米住宅着工件数や6月ミシガン大消費者信頼感指数が市場予想を下回りましたが、ドル/円の下げは限定的。また米国株も底堅く推移し日経平均の支援材料となりました。
東証1部33業種中、その他製品、金属製品など26業種が上昇、一方、海運、石油・石炭製品など7業種は下落しました。個別銘柄では、ソニー、ディー・エヌ・エーが買われ、日本郵船、トレンドマイクロは売られました。
TOPIX(東証株価指数)は前週末比10.03ポイント高の1606.07。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=111円00銭台で推移しています。
ダドリーNY連銀総裁の発言に注目
根岸さんによると、今週は経済指標などの材料に乏しく、欧州連合(EU)離脱をめぐる英国とEUの交渉や、ロシアとトランプ米政権に関する疑惑「ロシアゲート」などで新たな悪材料がなければ、方向感が出にくいかもしれません。
きょう19日は米ニューヨーク連銀のダドリー総裁が発言機会を持つ予定。利上げを決定した先週の連邦公開市場委員会(FOMC)について、市場は「タカ派的」と判断したものの、弱い経済指標も散見されることからFOMCの見解には疑問もあるとのこと。
「ダドリー総裁が今後の金融政策見通しなどについて発言すれば、市場が反応する可能性もあります」(根岸さん)
(オトナンサー編集部)
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