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トランプ大統領が“辞める”可能性はあるのか

トランプ米大統領が辞任する可能性はあるのか――。現状、その可能性は非常に低いものの、ゼロとも言い切れないようです。今回は、もしもそうなった場合に備えた“イメージトレーニング”を試みます。

トランプ大統領が辞任する可能性はあるのか

 トランプ米大統領が辞任する可能性はあるのか――。

 この質問に対する短い答えは「可能性は非常に低いが、ゼロではない」というものです。金融市場では、可能性は非常に低いものの、実際に起きたら大きな影響が出るイベントを「ブラックスワン」あるいは「テールリスク」と呼びます。トランプ大統領の辞任はまさにこれに該当するでしょう。

 そうした事態に備えて、一応“イメージトレーニング”をしておきましょう。

任期途中に離任した大統領は9人

 トランプ大統領は第45代であり、その前には44人の元大統領がいます。このうち、任期を全うしたのは35人。言い換えれば9人、つまり2割以上が何らかの理由で任期途中に離任しています。決して低い確率ではありません。

 ただし、最後に途中離任したのは、後述する1974年のニクソン大統領であり、過去40年以上、7人全ての大統領が1期4年もしくは2期8年の任期を全うしています。

 途中離任した9人の大統領のうち、8人は在任中の死亡が原因でした。このうちリンカーン大統領やケネディ大統領など4人は暗殺されています。存命のまま離任したのはニクソン大統領だけ。同大統領はウォーターゲート事件の発覚を受けて自ら辞任しました。

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西田明弘(にしだ・あきひろ)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部チーフエコノミスト

1984年日興リサーチセンター入社。米ブルッキングス研究所客員研究員などを経て、三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社。チーフエコノミスト、シニア債券ストラテジストとして高い評価を得る。2012年9月マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。現在、M2Jのウェブサイトで「市場調査部レポート」「市場調査部エクスプレス」「今月の特集」など多数のレポートを配信するほか、テレビ・雑誌などさまざまなメディアに出演し活躍中。株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)(http://www.m2j.co.jp)。