「森のバター」アボカドが持つ真のパワーとは
栄養豊富で「森のバター」とも称されるアボカド。最近は飲食店に限らず、外食チェーン店やコンビニも、魚介類や肉類と合わせたアボカド料理を販売しています。健康や美容にとって、アボカドが持つ魅力は何でしょうか。
良質な脂肪分が豊富に含まれることから、「森のバター」の愛称で親しまれるアボカド。魚介類や肉類との相性が良いため、飲食店はもちろんのこと、ご家庭の食卓に並ぶ機会も増えているのではないでしょうか。
そして最近では、大手外食チェーンやコンビニエンスストアも、アボカドの魅力に着目。その美容効果などを前面に押し出した牛丼やサラダ、さらにはピザまで(!)登場しています。
健康や美容の面から見た、アボカドの魅力とは何でしょうか。オトナンサー編集部では、料理研究家で管理栄養士の関口絢子さんに取材しました。
ビタミンEや果物トップクラスの食物繊維
まずアボカドに含まれる主な栄養素と、その効果は以下の通りです。
【オレイン酸】
アボカドに豊富に含まれる主要脂肪酸。悪玉コレステロールの低減や、腸の収縮運動を促進して便秘解消に役立つほか、血液サラサラ効果もあります。
【ビタミンE】
「若返りのビタミン」とも言われ、抗酸化作用や血流改善による冷え予防のほか、女性ホルモンのバランスを整えるなど、美容効果も注目されています。
【β-シトステロール】
コレステロールの吸収を抑制、または低下させる効果があります。
【グルタチオン】
肝臓の解毒作用を持つ抗酸化物質で、デトックス効果があります。
【食物繊維】
アボカドに豊富に含まれる水溶性食物繊維は、血糖値上昇を抑えて腸内環境を整えるのに役立ちます。ゴボウ1本分に匹敵する含有量は、果物の中でもトップクラスです。
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