日経平均続落1万9379円14銭、ドル/円下落やミサイル重しに
週明け3月6日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前週末比90円03銭安の1万9379円14銭で取引を終えました。

週明け3月6日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前週末比90円03銭安の1万9379円14銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、外国為替市場でドル/円が一時1ドル=113円台半ばまで下落。前週末3日の東証取引時間中の1ドル=114円台前半からドル安・円高に振れたことが、重しになりました。北朝鮮の弾道ミサイル発射報道も、マイナス材料になりました。
東証1部33業種中、石油・石炭製品、鉄鋼など10業種が上昇、一方、保険、電気・ガスなど23業種は下落しました。個別銘柄では、ユニチカ、昭和電工が買われ、三越伊勢丹ホールディングス(HD)、SUMCOは売られました。TOPIX(東証株価指数)は前週末比3.15ポイント安の1554.90。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=113円80銭台で推移しています。
ドル/円一段の上昇は難しいのか
八代さんによると、日経平均は「米主要株価指数とドル/円の影響を受けやすい地合い」ですが、後者の影響がより大きいといいます。
現在までのところ、米連邦準備制度理事会(FRB)の3月利上げ観測がドル/円を下支えしていますが、3月利上げはほぼ織り込み済みで、市場の関心は3月の「次」の利上げ時期に移っています。
「3月利上げ観測の高まりだけで、ドル/円が一段と上昇する状況ではなくなりつつあるかもしれません。ドル/円が伸び悩めば、日経平均も上値が重くなる可能性があります」(八代さん)
(オトナンサー編集部)
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