日経平均続落1万9107円47銭、ドル/円が一時111円台後半
週明け2月27日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前週末比176円07銭安の1万9107円47銭で取引を終えました。

週明け2月27日の東京株式市場で日経平均株価は続落、前週末比176円07銭安の1万9107円47銭で取引を終えました。
マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、外国為替市場でドル/円が一時1ドル=111円台後半まで下落、前週末24日の東証取引時間中の113円00銭前後から、ドル安・円高に振れたことが下落圧力になりました。
東証1部33業種中、小売り、水産・農林の2業種が上昇、一方、保険、鉱業など31業種は下落しました。個別銘柄では、三菱自動車工業、大平洋金属が買われ、NKSJホールディングス(HD)、SUMCOは売られました。TOPIX(東証株価指数)は前週末比16.14ポイント安の1534.00。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=112円10銭台で推移しています。
トランプ大統領演説前に「様子見強まるかも」
米ダウ工業株30種平均が24日、史上最高値をさらに更新するなど米国株が好調ですが、八代さんによると、トランプ政権による税制改革の具体的提案が遅れるとの見方が浮上、「ドル/円が足元で弱含んでおり、日経平均の重しになっています」。
そのトランプ大統領による施政方針演説を米東部時間28日に控えて、今夜の米株式市場や外国為替市場で様子見ムードが強まる可能性があります。米国株やドル/円に大きな動きがなければ、28日の日経平均は比較的落ち着いた値動きが予想されます。
(オトナンサー編集部)
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