「落ち込みやすい人」と「あまり落ち込まない人」は何が違うのか 落ち込まない人になれる?
「落ち込みにくい人」になれる?
Q.落ち込んだとき、できるだけ早く気持ちを回復させるためにするべき意識や行動は、どういったものでしょうか。
小日向さん「先述の通り、落ち込んだときに回復を早めるためには、自身の『認知の仕方』の修正と『リカバリー術』の確立という2つのポイントがあります。認知は、自分にとって最もポジティブな気持ちになれるものであれば、どう思っても自由です。例えば、上司に叱責された場合に『次は仕事の手順を変更してやってみよう』と具体的にやり方を変えるもよし、『あんな無能な上司、いつか見返してやる!』と口惜しい気持ちをバネにしてもよしです。
そして、もう一つのリカバリー術とは、言い換えると『趣味や気晴らしを持つ』ということです。こうしたものがあると、落ち込みが深くなる前に気持ちを立て直すことができます。運動する、飲みに行く、ゲームをするなど、嫌な気分を忘れられるものを一つだけでなく、いくつか持っておくとなおよいでしょう」
Q.「落ち込みやすい人」が、「落ち込みにくい人」になることは可能でしょうか。
小日向さん「可能です。もちろん、生まれ持った気質があるので、元々繊細で傷付きやすい人が、まるで人が変わったように楽天的になれるわけではありませんが、先述の『認知(受け止め方)』を変えることと『リカバリー術を持つこと』で少しずつ変わってきます。
そのための第一歩は、『自分自身がどういうものの受け止め方をして、どんなことをすると心地よいのか』という自己分析をしてみることです。紙に、フローチャートのように『起きた出来事→その時の自分の受け止め方→(それがネガティブなものであった場合)どう受け止めたら気持ちが上がるか』を書き出してみてもよいですし、カウンセラーのような専門家に話しながら自分の感情を整理していくのもよいでしょう。
また、リカバリー術では、右脳を使う運動や芸術系の趣味を持つことをおすすめします。なぜなら、仕事やそれに関わる他者とのコミュニケーションには、左脳を使うことが多いからです。左脳と右脳をバランスよく使うことでストレスは軽減するので、精神衛生上とても有効なのです」
Q.「自分は落ち込みやすいタイプだ」と悩む人は少なくないようです。
小日向さん「落ち込みやすい人は繊細で優しく、物事を真正面から受け止める真面目な人が多いです。そのため、落ち込んだときも他人を悪く思うことができず『自分が悪いのだ』などと自分を責めてしまったり、あるいは真面目さゆえに『こんなダメ人間ではいけない、もっと頑張らなければ』と自分を追い込んだりしてしまいます。
しかし、その繊細さと優しさは、まず自分のために使うべきです。不快感情でへこんでいる心の傷を、さらに自分で深くする思考をしてしまっては自分自身がかわいそうですよね。心で誰に何を思おうと自由ですし、楽しみも他人に迷惑をかけるものでなければ何をしてもよいのです。まず、そこを念頭に置いて、自分が傷つかない認知の仕方と心地よい気分転換を見つけてほしいと思います」
(オトナンサー編集部)
うーん言ってる事は解るけど…これって落ち込みやすい人は悪って言ってるのと近い。
本当に落ち込みやすい人に落ち込まないようにアドバイスしても「ああ、そんな風にデキナイ思いつかない私はやはり駄目なんだ…」
ってなるからな~
まあ、それで周りに迷惑かけるなら直す努力も必要だけど…みんな同じじゃなくても良いじゃな~い?
うーんだな
育った環境、時期、他色々なタイミングで感受性は変わる。
俺でもカウンセリングできそう。