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お宅は大丈夫? 夫や妻の「隠れ借金」を見抜くウラ技とは

しかし毎月数万円の支払いになると…

 しかし、借金がある程度まとまった金額になっていると、実際のところは金利の支払いだけで大変です。それを家族にバレないようにやり繰りするため、FPがヒアリングするとどうしても不自然な部分が出てきます。

 返済の支払いは、夫の場合は「お小遣い」、家計を預かる奥さんの場合は「生活費」や「お小遣い」に紛れ込ませないといけません。そのため、夫が借金を隠している場合は、「給料から家に入れるお金が少なすぎる」、もしくは「お小遣いが多すぎる」、逆に妻が借金を隠している場合は「収入に対して生活費が多すぎる」などの特徴があります。

 いずれにせよ、金利を含めて毎月数万円の支払いを「隠れて」行うことは至難の業で、何かしらの歪みが生じます。また、このようなケースでは、筆者のような外部の人間から指摘されるまでもなく、家庭内で一方が他方を疑っていることも多いのです。

 この辺りでは、やはり女性の方が勘は鋭く、「旦那に借金があるのでは」と内々で相談されることもあります。そのような場合に筆者は、日本信用情報機構(JICC)を利用することを薦めています。

日本信用情報機構はどのような組織か

 JICCは個人の信用情報を扱う企業で、クレジットカードや消費者金融の借入金の情報が集まっています。意外と知られていませんが、本人や委任状を持つ第三者が照会すれば、信用情報を閲覧できるのです。東京や大阪であれば、窓口に行って免許証などの本人確認書類と手数料500円を出せばオーケー。全国から郵送でも利用できます。

 ほかにもクレジットカード情報を中心とするCICや、銀行系の情報を取り扱う全国銀行個人信用情報センターなどもありますが、JICCが一番広い範囲の情報を持っているとされます。こうした信用情報を取るための口実はなかなか難しいですが、「住宅ローンを組むため」「カードが作れなかったので家族の信用情報を把握したい」など、何らかの理由を考えて「信用情報を照会するので委任状にサインしてほしい」と伝えましょう。

 家族にうそをつくのは心が痛みますが、借金の疑いがあるのならば、テストのつもりで話題にするのもいいかもしれません。既に少額のキャッシングが露見している場合などは、ストレートに「ほかに借金がないか調べる」でよいのです。

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加藤圭祐先生(保険)

加藤圭祐(かとう・けいすけ)

株式会社あおばコンサルティング代表取締役

外資系大手のプルデンシャル生命保険で11年間コンサルティング業務に従事。個人顧客700人、法人顧客30社を開拓。2015年4月に株式会社あおばコンサルティングを設立。インターネット上で保険情報サイト「みかづきナビ(http://www.mikazuki-navi.jp)」と、ライフプランニングやお金に関わるコラム「みかづきナビメディア(http://www.mikazuki-navi.jp/blog)」を運営。日々お客様のライフプランニングや執筆・講演活動などを精力的に行う。