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ブラックかも…「新人研修」から企業体質は読み取れる? いざというときの行動は?

外部の人を含めて情報共有を

Q.新人研修の内容から「ブラック企業かもしれない」と感じたとき、どのような意識や行動が求められるでしょうか。

小野さん「『ブラックかも』と感じたら、誰かと共有すべきです。研修は講師一人でつくるものではなく、また、受講者一人だけに向けたものでもないからです。共有の方法としては、次の3つの方法があります」

【アンケートに記入する】

 アンケートは、研修後の「今」を切り取った評価です。受講者として感じた意見は、外部講師や人事を巻き込んだ改革につながる可能性があります。

【先輩や同僚と共有する】

 先輩と話すことで、昨年より前の話を知ることができ、研修目的の差異、今年の育成目的に触れられる可能性があります。また、同僚と話すことは捉え方の差異に気付くきっかけになり得ます。

【社外の人と共有する】

 親や友人、他の企業に勤める先輩といった社外の人への相談は、中立の意見が聞けるのがメリットです。また、ストレスの解消にもつながります。もちろん、社外に発散しても解決にはならないかもしれませんが、中立の視点や気持ちのクールダウンとして効果的といえます。

Q.「ブラック企業かも」と感じた場合、「辞める」という選択は早すぎるでしょうか。

小野さん「『早い』『遅い』は未来の自分が決めることになります。早く辞めすぎて後悔することも、メンタル不調になってから辞めて『遅すぎた』と気付くことも、実際に起きています。『辞める』という選択は、あくまで選択肢の一つであることを、いつも心にとどめておいてください」

Q.新人研修の内容に疑問を抱いたり、「厳しい」「つらい」と感じたりしている新人は少なくないようです。

小野さん「もし『厳しい』『つらい』と感じたら、『どうして厳しいと感じるのか』を考える癖をつけてください。もし、講師が激しく受講者を責めるだけの研修であれば、『心身ともに疲弊する』という意味で厳しい研修に感じるでしょうし、効果は薄いでしょう。

一方、今までの自分に向き合い、足りない点や嫌な部分に徹底的に向き合う必要がある研修であれば、それは、つらく厳しいものになるでしょうが、自分が成長できる厳しさといえるでしょう。今、自分が経験していることは、これからどんな成長につながるのか。このことを常に考えながら研修に臨んでみてください」

(オトナンサー編集部)

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小野勝弘(おの・かつひろ)

キャリアコンサルタント、一般社団法人セルフキャリアデザイン協会代表理事、株式会社ファサディエ EAP事業部 新規事業準備室

1969年東京都生まれ。桐蔭学園工業高等専門学校電気工学科卒業。2001〜2016年までIT系企業に所属。エリアマーケティングツールに携わり、営業・商品企画・事業企画・人材教育・労務管理などを経験。企業のホワイト化・健康経営・人事労務は、今後の会社経営に欠かせない重要な領域と考え、「労働者と企業のための人材定着、若者雇用促進による企業の生産性向上」をテーマとする。2016年〜現在は株式会社ファサディエ EAP事業部所属。2018年に一般社団法人セルフキャリアデザイン協会(https://self-cd.or.jp/)を設立し、キャリアコンサルタント、EAPコンサルタントとして活動中。

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