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パソコンができないのにIT業界に来る若者は、なぜ存在する? その後、歩む道は?

先輩に恵まれれば成長できる

 では、パソコンができないのにIT業界に入った人が実際に働き始めてから、パソコンの知識や技術を習得することは可能なのでしょうか。

 筆者は、たとえパソコンができなくてIT企業に入った人でも、会社の先輩に恵まれれば、伸びる可能性はあると考えています。先輩が「興味のスイッチ」を入れてくれて、パソコンが面白いものだと気付くことができれば、「知りたい」「勉強したい」という意欲が湧いてくると思います。実際に、先輩の丁寧な指導で、技術力がどんどん身に付く人がいます。

 もちろん、自ら勉強することも必要です。自分で勉強するからこそ、知識や技術は身に付いていくものです。積極的に学ぶ人には、確実に伸びるポテンシャルがあります。パソコンができなくても、IT業界に入って成長したいと思う人は、新人を育てようとする高い意識のある先輩がいる会社かどうかを見極めることも大事なのではないでしょうか。

(ITジャーナリスト 久原健司)

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久原健司(くはら・けんじ)

株式会社プロイノベーション代表取締役、ITジャーナリスト

1978年生まれ。2001年に東海大学工学部通信工学科を卒業後、ITの人材派遣会社に入社。大手コンビニエンスストアのPOSシステム保守運用業務を担当する。2003年からソフトウエア開発会社で、システムエンジニアとして、大手通信会社のWebアプリケーションシステム開発など多くの業務に携わるも、2006年、小さな頃からの夢であった独立を決意。2007年(29歳)に株式会社プロイノベーション(http://proinnv.com/)を設立し、当時としては珍しいオブジェクト指向によるモデリング開発でのサービス提供を始める。2018年「振り向くホームページ」サービスを開始(http://furimuku.com/)。プロのフリーランスを集めて企業の成長をサポートすることで、フリーランスとしての働き方を応援する傍ら、日本一背の高いITジャーナリストとして、さまざまなウェブメディアでも活躍中。

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