トランプ氏勝利で日経平均1092円上昇、これって歴代何位くらい?
11月10日、米大統領選で共和党トランプ候補が勝利したことを受けて日経平均が急反発、終値で1092円超の上げ幅を記録しました。では果たしてこの上昇幅、過去のランキングにおいては何位に相当するでしょうか。
米大統領選で共和党トランプ候補が勝利したことを受けて、11月10日の東京株式市場では日経平均株価が急反発、前日比1092円88銭高の1万7344円42銭で取引を終えました。
日経平均はトランプ氏優勢が伝わった9日にいったん急落し、同日は前日比919円84銭安の1万6251円54銭で取引を終了。しかし同氏が「経済優先」の姿勢を示したことから10日に急反発し、終値で1092円超の上げ幅を記録しました。
上げ幅1092円超と聞くと驚く人もいるかもしれませんが、この「1092円」という数字、これまでの歴史においては、どれくらいの大きさなのでしょうか。
今回は日経平均株価の歴代上昇幅ランキングについて、マネースクウェア・ジャパンの西田明弘チーフエコノミスト、八代和也アナリストと一緒にひも解きます。
1~3位は1980~90年代に集中している
これまでの日経平均の上昇幅1~3位は以下の通りです。
【1位】1990年10月2日=2676円55銭高
この前日に一時1987年3月以来の2万円割れを起こしたことから、橋本龍太郎蔵相(当時)が株価対策を発表。西田さんによると、この対策は「先物・オプション取引の取引時間短縮」などの内容でした。
【2位】1987年10月21日=2037円32銭高
米ダウ工業株30種平均が大幅に下落した1987年10月19日の「ブラックマンデー」を受け、翌20日の日経平均は3836円48銭も下落。しかし10月21日に大きく反発し当時過去最大の上げ幅となりました。
【3位】1994年1月31日=1471円24銭高
細川護煕政権下で政治関連改革法が成立し、総合的な景気対策への期待が高まりました。
では、今年最大の上げ幅となった、今回のトランプ氏勝利を受けた「1092円88銭高」は何位にランクインしているでしょうか。
正解は「13位」でした。
(オトナンサー編集部)
コメント