「私の子どもが、いつの間にか“赤の他人の子”に…」 わが子の写真をSNSに投稿し続けた35歳女性の《後悔と末路》
子どもの写真をSNSに投稿する人は多いですが、リスクを理解しておく必要があります。わが子の写真をSNSにアップし続けた女性の「まるでホラー映画」な経験とは……。

生活の中で、SNSが欠かせない状態になっている人は多いでしょう。Instagramを開くと、かわいい子どもたちの姿がたくさん見られます。親が子どもの写真をSNSに公開することを「シェアレンティング(Sharenting)」といい、SNSを通じて子どもの写真や動画を継続的に共有する行為を指します。もちろん、子どもは一切出さない人たちもいますが、なぜ一定の親はシェアレンティングしたくなるのでしょうか。
なぜ子どもの写真を公開するのか
シェアレンティングの理由には、次の4つのパターンがあるのではないでしょうか。
【親バカ(と言ってしまえば皆、笑顔で納得)】
純粋に子どもがかわいくて、そのかわいい姿をただただ見てほしいというパターンです。「わが子はスター!」的な、無邪気な理由から来るものでしょう。
【承認欲求と自己肯定感の追求(と言ってしまえば心理学者みたいでかっこいい)】
投稿を通じて「自分が子育てを頑張っている」「子どもがスクスク育っている」「うちらファミリーむちゃハッピー」を公開し、「イイネ!」や肯定的なコメントをもらってうれしくなるパターンです。
【私(親)より子どもに注目してほしい】
自分の子どもに自信があり、「注目して」という気持ちから投稿するパターンです。これは、自分の幼少期にはできなかったことを「いま、やっている!」という気持ち。子どもに投影し、ご機嫌になりたい心理も関係しているのかもしれません。
【幸せの軌跡を残す】
「幸せな家庭を持って、恵まれている人生の軌跡を残しておきたい」「将来、アルバムのように子どもたちが見て『楽しい家族だった』と言ってくれるだろう」といった期待から来るパターンです。
単に「子どもの成長を周りの人と共有したい」という純粋な気持ちだけでなく、親自身の承認欲求や社会的な自己提示の欲求など、多面的な心理が複雑に絡み合っているのではないかと推測します。ママ友間のマウンティング要素も垣間見えます。
特に、“幸せアピール”といった動機が、親自身の満たされない気持ちの裏返しである可能性があり、シェアレンティングが親の幸福度アップを補う場合もあるのではないでしょうか。
しかし、子どもの姿をSNSに公開することはさまざまなリスクを伴います。写真から意図せず個人情報が特定され、子どもや自分自身を危険にさらす場合もあるのです。
例えば、子どもの「裸の写真」は、たとえ乳幼児のものであっても、小児性愛者に収集されたり、児童ポルノサイトに転用・悪用されたりと深刻なリスクがあります。人の性の嗜好(しこう)は、想像を絶するほどさまざまです。
さらにAI台頭の昨今、投稿された写真に悪質なコラージュをすることなど簡単です。一度インターネット上にアップロードされた写真は、スクリーンショットなどで保存されるため、完全に削除することは非常に困難です。
「デジタルタトゥー」と言われる現象は、子どもの将来にわたって影響を及ぼす可能性があります。自分がアップした写真によって将来、大切な子どもがいじめられたり、誹謗(ひぼう)中傷を受けたりする可能性があると知っておいてください。





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