【婚活】お見合いで話が弾み…「あ〜楽しかった」と思っていた37歳男性に「交際辞退」が来た決定的理由
相手に寄り添える会話が大事
会話上手な人は、どんな会話をしているのでしょうか?
こんな例が分かりやすいと思います。テレビのアナウンサーやレポーターが、映画の制作発表の席や番組宣伝にやってきたタレントさんに、用意してあった質問を次々に投げかけるシーンを見たことがあると思います。アナウンサーやレポーターは、質問をして相手の答えを引き出すのが役割ですから、自分のことは話さず、次から次へと質問を繰り出します。
この関係の場合、流ちょうに会話は流れていきますが、お互いに心を通わせた楽しい会話ではありません。一方が伝えたいことだけを伝えるトークです。
同じ会話の進行役でも、人気のお笑い芸人や人気タレントがトークバラエティー番組のMCになったときには、やり方が違います。その名手は、“お笑い怪獣”の異名をとる明石家さんまさんです。
さんまさんは、ひな壇にいるタレントや芸人に質問を振るのですが、このとき、「ほんまか?」「そんなんあるんか?」「ほんで、ほんで」と、まずは相手の話をいったん受けます。
その後、ウイットの聞いた返しで、相手を持ち上げたり、落としたりして笑いを取ります。次に、それにまつわる自分の話を盛り込んで、さらに笑いを取り、話を広げていくのです。ゲストたちは、さんまさんが自分の話に大笑いしながら共感してくれるので、安心して話を続けられ、もっとさんまさんに笑ってもらおうと、さらに話をしてしまいます。
つまり、相手の気持ちをつかむ会話ができるのは、「傾聴力」と「共感力」に優れていて、その中に「自己開示」も織り込める人なのです。
「傾聴力」とは、相手の話をしっかりと聞き、理解しようとする姿勢です。ただ聞くだけでなく、「うなずく」「適切な相づちを打つ」「おうむ返しをする」など、相手が話しやすい雰囲気をつくることが重要。また、相手の言葉を途中で遮らず、最後まで聞くのも大切なポイントです。
また、「共感力」で相手の気持ちや考えに寄り添い、「あなたの気持ちを理解していますよ」と示すことで、「この人は自分の話を聞いてくれる、私の味方」だと、相手は思います。
さらに、「私も同じ経験をしたことがあります」と自己開示をすることによって、相手はさらに安心して、心を開いていくのです。
前出の例でいうなら、顧客の要望やクレーム対応の仕事をしているようこさんは、共感力と傾聴力があるので、お相手は気持ちよく自分の話をしてしまい、「楽しい時間を過ごせた」と思ったのでしょう。ただ一方的に話すばかりで、ようこさんのことを聞こうとしないお相手との会話に、疲れてしまったのです。
一方、会話を閉ざさないように、頭の中で次の質問を考えながらお見合いしているみなみさんは、インタビュアーのように次々に質問を繰り出すだけなので、お相手は共感を得られず、会話を楽しめなかったのでしょう。
どうしたらお見合いをしたときに「交際希望」をもらえる会話ができるのか。それには、「傾聴力」と「共感力」、そして、会話の中に盛り込む「自己開示」を意識することが大切なのです。
(仲人・ライター 鎌田れい)

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