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子どもの「2型糖尿病」が増加中…実は「子どもが糖尿病になる家庭」には特徴があった【専門医解説】

お菓子はやっぱり食べさせちゃダメ?

 糖尿病と食生活の関わりを考え、子どもに食べさせない方がいい食品が気になる人もいると思います。結論からいいますと、食べてはいけない食品はありません。ただし、量や頻度の問題は重要です。

 例えば、ポテトチップスやチョコレート菓子などを袋ごと、箱ごと子どもに与えていませんか? 少しだけ食べるように言われても、子どもは自制ができないことが多いため、過剰に食べてしまうことがあります。1食分ずつ与えたり、小分けになったものにしたりするなど工夫しましょう。

 また、学校や部活帰りにみんなでお菓子やアイス、菓子パンなどを買って食べることはありませんか? 時々であればあまり問題ないですが、高カロリーの間食が続くと、結果として肥満を招きます。これらの行動が癖になって習慣化すると、改善することは子どもにとって難しくなってしまいます。

 最後に、「子どもが糖尿病になりやすい家庭のNG習慣」を7つお伝えします。

・家族が肥満である
・外食の頻度が多い
・カロリーを気にせず大食する
・間食が多い
・お菓子やレトルト食品を箱ごと与える
・学校や習い事の合間に、頻繁に買い食いをさせる
・休みの日はゲームなどをして、一日中座っている

 先述したように、親の習慣や家庭環境で子どもが2型糖尿病になるケースがほとんどです。子どもが肥満の場合、家族も肥満であることが多いです。家庭での外食の頻度が高かったり、食事量が多かったりすると、子どもも同じ食生活をすることになり、それが普通のことだと思ってしまいます。

 そのような場合、子どもだけに食事の改善をさせるのではなく、家族みんなで協力して食生活を見直す必要があることを指導します。もちろん、子どもは成長期であり、必要なカロリーを摂取する必要があるため、食事制限は行わず、年齢に合った食事療法と運動療法で治療します。それでも改善に乏しい場合は薬を使うことになります。

 残念ながら、糖尿病は完治する病気ではないため、たとえ症状がなく、血糖値が改善して落ち着いても、自己判断で治療を中断せず定期的に通院することが大切です。実際、子どものときに通院を中断し、大人になって糖尿病による合併症の症状が出てきてから慌てて病院を受診する人も少なくありません。

 子どもの糖尿病を予防するために、ぜひ家庭の習慣を見直してみてください。

(オトナンサー編集部)

【要注意】えっ…! これが「子どもが糖尿病になりやすい」家庭の特徴です(画像23枚)

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市原由美江(いちはら・ゆみえ)

医師(内科・糖尿病専門医)

eatLIFEクリニック院長。自身が11歳の時に1型糖尿病(年間10万人に約2人が発症)を発症したことをきっかけに糖尿病専門医に。病気のことを周囲に理解してもらえず苦しんだ子ども時代の経験から、1型糖尿病の正しい理解の普及・啓発のために患者会や企業での講演活動を行っている。また、医師と患者両方の立場から患者の気持ちに寄り添い、「病気を個性として前向きに付き合ってほしい」との思いで日々診療している。糖尿病専門医として、患者としての経験から、ダイエットや食事療法、糖質管理などの食に関する知識が豊富。1児の母として子育てをしながら仕事や家事をパワフルにこなしている。オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/yumie6822/)。eatLIFEクリニック(https://eatlife-cl.com/)。

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