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【マーケット展望】ドイツ銀問題が「10月株安」のトリガーに!? 米大統領選のサプライズにも要注意

10月4日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比136円98銭高の1万6735円65銭で取引を終えました。今後の展開はどうでしょうか。

この日の日経平均は1万6735円65銭で取引を終えた

 10月4日の東京株式市場で日経平均株価は続伸、前日比136円98銭高の1万6735円65銭で取引を終えました。

 今後の展開はどうでしょうか。

 マネースクウェア・ジャパンの津田隆光チーフアナリストによると、3日に発表された9月の米供給管理協会(ISM)製造業景況指数が予想(50.3)を上回る好結果(51.5)で、ドルと米国債利回りが上昇。

 日銀の黒田東彦総裁が4日午前の衆院予算委員会で、追加緩和の余地に言及したこともドル/円上昇の追い風になったといいます。

 またドイツ銀行の経営不安問題について、津田さんは「依然尾を引いており『10月株安』のトリガーになる可能性があります」と指摘。「10月株安」は米大統領選の「オクトーバーサプライズ」を含めて歴史的に10月の株式市場が乱高下する経験則です。

 一方ドル/円相場について、津田さんは「目先、1ドル=102円44銭前後では上値が重くなりそうです」と分析しています。

(オトナンサー編集部)

津田隆光(つだ・たかみつ)

株式会社マネースクウェア・ジャパン(M2J)市場調査部チーフアナリスト

日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。主に国際商品市況のマーケット業務に従事し、2008年1月にマネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。シニアテクニカルアナリストとして、独自のアレンジを取り入れた各種テクニカル分析レポートを執筆するほか、セミナー講師やラジオ番組コメンテーターなどを務める。2016年4月にM2J市場調査部チーフアナリスト就任。

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